出版物の紹介

分担執筆しました著作が出版されましたので紹介します。

倉本一宏編『日本人にとって日記とは何か』臨川書店、2016年7月

僕は「日記が語る近世史 ―近世公家日記の記述から―」を執筆しています。拙稿はともかく、他の論考は歴史学・文学・言語学などの第一線の研究者が日記について縦横無尽に論じた力作揃いです。

 

なお、臨川書店さんからは、他に僕が関わっているものとして、

『時慶記』1~4巻、10巻まで刊行予定

も刊行中です。これは、京都で月一ペースで行われている時慶記研究会(「時慶記」原本の輪読会)の成果です。記主の西洞院時慶は戦国時代から近世初期を生きた堂上公家で、当該期の政治・文化を研究する上で極めて重要な史料といえます。時慶記研究会は相当長く続いている研究会ですが、僕がその末席に加わったのは10年ほど前でしょうか。山口に来てからはなかなか参加できていませんが、なんとか時間を見つけてまた出席したいと思っています。