春うらら 花の下連歌

尾崎ゼミ4年の井手釆可子です。桜もすっかり咲いて暖かく過ごしやすい頃合いとなりました。

4月7日に山口大学内の広場にて学生有志による立ち寄り連歌会を行いました。屋外で桜を見ながら連歌を詠む「花の下連歌」です。

前日は雨風が激しく開催が危ぶまれましたが、当日は昼頃から晴天となり気候・景況ともに恵まれた会となりました。私たちの他にも花見をかねて食事をしたり遊んだりする方々がみえ、こちらにも歓声が聞こえてくる和やかな雰囲気でした。

連歌会は11時半から17時まで行い、午後からは農学部の方や先生方、先輩も立ち寄って句を付けていかれました。同時に差し入れのお菓子もどんどん増えていき、お土産の紙風船で遊ぶ場面も…

春の陽気な空気のもと、茂みの雀にはしゃぐかと思えば、句の展開について頭を突き合わせて話し合ったり、一斉にお菓子を食べ始めたりと気楽に楽しく進みました。

また、句が採用されたらお菓子を食べてよいという縛りをもうけるなど、以前の立ち寄り連歌になかった新たな工夫も見え、5時間で9句進みました。

詠む回数を重ねたことでルールの習熟度が高まっており、前回と比べて句の要素がバランスよく多岐にわたる連歌となりました。

ルールに縛られることから、ルールを利用して連歌を充実させていく段階に入りつつあると自分たちの成長を噛みしめる機会となりました。

これからも学生なりの切り口で連歌を楽しみつつ上達を目指していこうと思います。