社会心理学調査実習の報告書ができました

社科学コースには、現代社会学、社会心理学、民俗学・文化人類学の3分野があります(僕は社会心理学分野の所属です)。どの分野でも、3年生の時に調査実習を行うことになっていて、それぞれの分野に沿ったテーマと調査方法を設定して、学生が実際に調査に出て報告書をまとめます。

で、2018年度の社会心理学調査実習では、「代替養育に関する実証的研究」をテーマに、里親や施設職員として代替養育を担っている方々へのインタビューと、里親に関する一般的な意識に関するアンケート調査を実施し、報告書を作成しました。1人当たり10頁程度で、卒業論文の1/5~1/4くらいの分量ではあるのですが、内容的にしっかり書けているように思います。と言っても、僕が何かしたというのではなくて、受講した学生たちがそれぞれにしっかり書いてくれた結果なんですが。僕は昨年度初めてこの授業を担当したんですけど、人文学部の3年生はこんなにしっかり書けるんだと感心しました(僕が大学3年生の時はこんなに書けなかったと思います)。また、実習の授業って担当する側も結構面白いものだなと思いました。自分自身研究したいテーマが増えましたし、「同じインタビューデータでも、分析者によって捉え方が変わってくるんだな」ということを再度感じさせられましたし、「同じ相手にインタビューするのでも、質問がこれだけ人によって違うんだ」と勉強になりました。

 

これからインタビューに協力してくださった方や、調査を行うにあたって支えてくださった方に報告書をお送りしていこうと思っています。

 

 

あと、授業とは直接関係ないことですが、受講生の1人が北海道に行ってきたらしく、お土産にマリモをくれました。ありがとう。