2021/04/01
皆さま、こんにちは。
2020年度も終了し、新たな年度が始まろうとしています。
2020年度はコロナに始まり、コロナに終わった
1年間であったと思います。ただ、山口大学は地方にある
大学ですので、それほど大きな影響はなく、学内から感染者は
出たものの、授業や講義における感染ではなく、学外活動
の中での感染でしたので、後期からの授業はできる限り「平常」通り
恙無く行うことができました。もちろん対策をとりつつですが。
わたし自身が東京出身ですので、山口に来た当初は、
さまざまなことに驚きがありましたが、山口大学の雰囲気
と環境に少しずつ慣れてきました。是非、山口県以外の
高校生の方も、これまでと違った環境で新しいことを学ぶ
という意味で、山口大学を進学の選択肢の1つにされることを
お勧めいたします。なかなか都市部では経験できない
楽しさ、豊かさを味わうことができます。
終電はないですし、ほぼ全員同じ街に住んでいますし、
温泉は毎日入れますし(最寄り駅は湯田温泉駅)、
蛍は飛んでいますし、日本酒は最高ですし、魚は新鮮ですし、
ネットを利用して(最低限の)情報・物品は手に入りますし、
学部は落ち着いた雰囲気ですし、学部長は裸足ですし(笑)…。
コロナ禍により都市部でのアクティビティに制限がかかり
がちですので、改めて地方、山口に目を向けてもよいかと思います。
さて、以下は小林ゼミ2020年度③の活動報告です。
人文学部社会学コース、民俗学・文化人類学研究室では、例年
民俗調査実習という授業の一環として、報告書を作成しているのですが、
それが「どうにか」刷り上がりました。2020年度はコロナの影響で
対面調査が難しく、また例年のような合宿調査ができなかったため学生も教員も
大変苦労をいたしましたが、どうにか完成することができました。
また2020年度は学部では3人の学生が巣立ちました。
それぞれの卒論タイトルは下記のとおりです。
・ハイブリッドな社会における人と野良猫の関係の築き方
―山口市の猫管理団体を事例に―
・⼿仕事とマテリアリティ
―⼭⼝県⼭⼝市仁保の靴職⼈を事例に―
・コロナ禍における飲酒の場
―オンラインサービスのサードプレイス論からの考察―
また東アジア研究科では、郭睿麒さんが博士号を取得されました。
郭さんは既に研究者として多くの活動をなさっており、論文などはCINIIなど
で検索できると思います。郭さんは博士課程修了後、中国にて大学の教員になる予定です。
別れあれば出会いあり、2021年度に向けて新たな院生、研究生も多く
集まり始めております。先日、山口の中国人コミュニティの中心人物Mさんの
ご自宅にて顔合わせをいたしました。農学部、経済学部、人文学部、それぞれ
違う領域ですが、楽しく交流することができました(屋外で距離を保って!)
学部から大学院まで、それぞれがそれぞれの場で活躍されております。
2021年度も、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
※あと小林ゼミとは関係ないのですが、いろいろなことがいろいろと重なり
2021年から、山口大学落語研究会の顧問になりました。こちらも頑張ります。