2021/08/24
皆さま、こんにちは。民俗学・文化人類学分野の小林です。
2021年度も新型コロナウイルスとともに生活を送ることに、
なってしまいました。本年度も大学(学部、大学院)への進学、
在校生のゼミ選択など、なかなか情報も少なく直接訪問
することができない、と思いますので、
ご関心がある方はご参考になさってください。
在校生の皆さま。小林ゼミは現在、対面で授業を進めております。
3年生から専門書を読み始めるのですが、
ここ最近(5年)の課題図書は以下の通りです。
2021年度:デヴィッド・グレーバー『負債論』
2020年度:アナ・チン『マツタケ』
2019年度:ブルーノ・ラトゥール『虚構の近代』
2018年度:エヴァンズ=プリチャード『ヌアー族の宗教』
2017年度:ジェームズ・スコット『ゾミア』
以上の本を主軸とし、これ以外の本も加えつつ、
精緻にゆっくり1年をかけて誠実に読み進めます。
そして、昨年度の4年生の卒論タイトルは下記の通りです。
・ハイブリッドな社会における人と野良猫の関係の築き方―山口市の猫管理団体を事例に―
・⼿仕事とマテリアリティ―⼭⼝県⼭⼝市仁保の靴職⼈を事例に―
・コロナ禍における飲酒の場―オンラインサービスのサードプレイス論からの考察―
昨年は、4年生が3人だったので、「密」を避けつつも、
密なゼミ活動を行うことができました。
これも山口大学人文学部の少人数ゼミの特色かと思います。
昨年はゼミもオンラインで行うことが多々あったのですが、今年は
換気をしつつ対面で授業を行っております。ただ、いなか大学ですので
窓を開けていると、トンボなどか入ってきます(笑)
すぐに素手でとらえられるゼミ生(女子)もすごいですね。
皆さん逞しいです!
春学期は比較的コロナが落ち着いている時期があったので、
何度か、大学近くの川原で焚き火会をしました。
地方大学ならではの楽しみもたくさんあります!
穏やかな日常が戻るとよいですね。
さて、大学院の方は現在、修士の院生が2名おりますが、
2人とも、山口大学の学内研究会と学外の研究会で2回ほど
口頭発表をするなど、精力的に研究を進めております。
それぞれの方の研究活動が充実したものになることを
心より願っております。