2022/04/13
皆さま、こんにちは!
早いもので、気づけば年度末を越えて年度が始まっておりました。この教員BLOGは、年度内に3回更新することを目指しております。ただどうしてもボンヤリしているので忘れてしまうことも多々あります。そんな折に、他大学に勤務する同業者(文化人類学)の先生から、「小林さん、更新していないですよ!」とご連絡をいただきました。なんと、見てくれている方もいるんですね!頑張ります(?)。
基本的には、高校生、在学生、卒業生、地域の方に向けてBLOGを書いているのですが、同業他社(他大)の先生方も、場合によっては、他の大学はどんな感じなのだろう?とウェブ散歩をされに来ることもあるのかもしれません。大変恐縮です。
さて、2021年度なのですが、コロナ禍が続いていたとはいえ、どうにか無事に終えることができました。ただ、個人的な体感としては、2020年度よりも、学生の方はしんどそうだったなぁ、という印象があります。それもそのはず、彼ら/彼女らは大学生活の半分以上をコロナとともに生活してきたわけですし、大変だったことと思います。
ですが、無事4年生も卒業しました。
2021年度の卒論タイトルは以下の通りです。
・地域社会におけるごみ拾いという結節点
―山口県の海洋ごみ拾いを事例に―
・子どもの遊びの変遷について
―広島市安佐南区の事例から―
・Z世代によるノスタルジア消費
―山口県内の昭和創業喫茶店を事例に―
・現代社会における火とのつきあい方
―焚き火をめぐる団体の事例を中心に―
そして、3年生も頑張って『2021年度 山口大学人文学部民俗調査報告書』を書き上げました。こちらの報告書、毎年、県内の調査地を定めて調査・出版しているのですが、つい先月、かつて調査した下関地区の話者の方からお褒めの言葉をいただき、あと数部欲しい!とご依頼をいただきました。われわれの活動が地域に貢献していることが少しでもあれば望外の喜びです。
さて大学院の方ですが、現在、博士課程である東アジア研究科に指導院生はおりません。が、修士課程である人文科学研究科では、2名の院生がおり、皆さんそれぞれ頑張っております。既にM1期の研究内容を形にした既発表論文があるとのことですので、ここでも紹介いたします。皆さまご関心があれば。
于嘯 2022「中国恐怖電影中紅衣女鬼形象背後的文化內涵——基於禁忌與污穢的分析視角」『时代人物』ISSN 1674-0645(04),p25-p27
春先には、コロナも一時的に落ち着き、椹野川の河川敷(屋外)で、学部生・留学生の有志でお花見をいたしました。
それぞれの方の日常生活、研究活動がより充実したものになることを心より願っております。
社会人類学ゼミ(小林主催の自主ゼミに関心がある方はこちらから)