学芸員希望の皆さんへ

学芸員とは博物館法に基づく、博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究、その他これと関連する事業について専門的な職務に従事する者をさします。

博物館の仕事に従事する際の専門的な資格ですが、新しい博物館が出来るか、現在の職員の後任採用時に募集がある程度で常に進路が開かれている訳ではありません。
さらに近年はより専門性が要求されるようになり、募集時に大学院修了の条件が付く場合が多くなっています。最初から博物館・美術館の学芸員を目指すのではなく、県や市町村の一般公務員試験を受けて採用され、機会をみて学芸員専門職へ移ることは可能です。

学芸員資格のための授業や実習を取る中で、博物館・美術館の制度や活動を知ることは社会の中での芸術歴史文化の果たす役割や社会への還元の大切さを理解することに他なりません。学芸員となることだけを考えるのではなく、社会に対する文化的な見方を身につける資格として捉えてもいいでしょう。