人文学部人文学科 歴史学コース 日本史 池田 勇太 IKEDA Yuta
歴史は知恵の宝庫です。
分野 | 日本近代史 |
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担当授業 (学部) |
日本史概説(近世・近現代) 日本史入門(近現代) 日本史特殊講義(近現代) 日本史史料基礎講読(近現代) 日本史史料発展講読(近現代) 日本史実習 日本史基礎演習(近現代) 日本史発展演習(近現代) 日本史卒論基礎演習(近現代) 日本史卒論発展演習(近現代) |
担当授業 (研究科) |
日本歴史論(近現代) 日本歴史論演習(近現代の政治) 日本歴史論演習(近現代の社会) |
主な研究内容
明治維新史を中心に研究をしています。特に、当時の人々が何を考えていたのかを理解したいと考え、思想の側面にも踏み込んで研究をしています。これまではもっぱら儒教的な理念に着目して、明治維新の政治・社会変革を見てきました。
私たちが現在歴史学で取り上げることのできている範囲は、歴史という大海のほんの一部で、九牛の一毛にも満たないものです。史料を読んでいて教えられることは実に多く、また私たちが深く問いかけるほどに歴史は深い答えを返してくれます。これから歴史の海に漁ろうとする学生の皆さんには、史料読解の基礎を通じてなるべくいい網と釣竿をお渡ししたいと思います。
学問のことなど
「自らの言葉に出会う」ということを授業で言うことがあります。自分の頭で考えて、自分の言葉で語るという行為は、思っているよりずっと難しいので、すべてにわたって要求することはできませんが、学問的な営為においては是非訓練をしていっていただきたいと思っています。大学院で私を指導してくださった先生は、史料に対しても論文に対しても常に批判的な読み方をする訓練を重視していました。何かにつけて人と違うことを言おうとするのは必ずしもよいこととは思いませんが、批判的であろうとする学問態度はまた自らの殻を破って問い続ける姿勢でもあるのです。安住を許さないきつい道ですが、ともに歩んでいただければと思っています。