沿革

文理学部全景(昭和35年頃)
文理学部全景(昭和35年頃)

人文学部は、昭和53年に文理学部の文学科を改組、拡充、整理して創設されました。人文学部の前身である文理学部は大正8年創立の旧制山口高等学校を母体としています。昭和24年に新制山口大学の開学時には5つの構成学部の一つとして誕生しました。昭和29年、山口市糸米の地から後河原に移転し、昭和43年には現在の開放的な山口市吉田のキャンパスに移転してきました。発足当初は専門の教育と共に教養の授業も担当していましたが、昭和41年に教養部が設立されたことによって専門教育科目の教育に専念することが可能になりました。授業は各専攻ごとに少人数教育が徹底して行われ、教官と学生との間の人間的接触も容易であることをその特色としてきました。文理学部文学科時代に卒業した学生は1745名を超え、現在、教育界・官公庁や実業界などの各分野において活躍しています。

昭和57年3月に第1回生が巣立った人文学部の卒業生は、平成21年3月末で5233名を社会に送り出し、文理学部時代の伝統を継承し発展させて、広く各方面に進出しています。

また昭和60年4月、人文学部に修士課程の大学院人文科学研究科が設置され、地域文化・言語文化の2専攻から構成され、現在に至っています。平成13年4月には博士課程東アジア研究科が開設され、東アジア比較文化コースで学び人文学分野の博士号を取得する道も開かれました。

平成28年4月、学部及び大学院改組が実施され、学部はそれまでの2学科が1学科に、大学院は2専攻が1専攻に変わりました。