南雲 泰輔

人文学部人文学科 歴史学コース 西洋史 南雲 泰輔 NAGUMO Taisuke

私たちは過去のなかに何を見ようとしているのか。

南雲 泰輔

分野 西洋古代・中世史
担当授業
(学部)
西洋史概説
西洋史特殊講義(古代・中世)
西洋史史料基礎講読(古代・中世)
西洋史史料発展講読(古代・中世)
西洋史基礎演習(古代・中世)
西洋史発展演習(古代・中世)
西洋史卒論基礎演習(古代・中世)
西洋史卒論発展演習(古代・中世)
担当授業
(研究科)
西洋歴史論(古代・中世)
西洋歴史論演習(古代・中世の政治)
西洋歴史論演習(古代・中世の社会)

主な研究内容

私の専門分野は西洋古代・中世史、より詳しくは後期ローマ・初期ビザンツ帝国史です。特に、「古代から中世へ」という時代の転換に関心を持ち、4世紀末に発生した「ローマ帝国の東西分裂」をこの転換を象徴する出来事と捉えて、政治や行政の変化を中心に研究をしてきました。現在は、これまでの研究を踏まえた上で、解体以前のローマ帝国に存在した一体性とはどのようなものであったかという問題について、「すべての道はローマに通ず」という言葉で有名なローマ街道網と古代・中世地中海世界のあり方に注目しつつ、考えているところです。また、歴史上の人物や出来事だけではなく、それらを理解する際の現代歴史学の思考の枠組みや問題関心の同時代性についても、強い興味を持っています。

学問のことなど

ヨーロッパの古代や中世は、現代の日本社会とは時間的にも空間的にもはるかに遠く隔たった、異質でもあり、共通するところもある、不思議で魅力的な世界です。その異質性を学ぶことで自分の価値観に揺さぶりをかけ、また共通性を知ることで過去に対する想像力や感受性を高めてください。古代人や中世人が書き残した史料を読むなかで見えてくるのは、ひょっとすると読み手である私たち自身の姿かもしれません。

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