吉岡 佑馬

人文学部人文学科 哲学コース 東洋思想史 吉岡 佑馬 Yuma YOSHIOKA

読むこと(格闘)を避けていませんか?

吉岡 佑馬

分野 中国哲学

主な研究内容

魏晋南北朝~唐代の儒教・道教・仏教の融合・対立の様相を研究しています。特に、それらがなぜ出現・流行したのかといったことを、思想の流れの中に位置づける作業を進めています。これまではそれを主に義疏という注釈書の解読を通じて行ってきました。現在は義疏のみならず、検討の範囲を広げ、三教の研究に取り組んでいます。

学問のことなど

上にある言葉は、修士のころ、ある先生から頂いたお言葉です。学部生時代は『日本書紀』の出典研究に取り組んでいました。『日本書紀』の編者はどの中国古典を用いて、それを著わしたのかを探るというものです。これはこれで、うまく証明できれば、実証的な研究になるだろうと邁進していたのですが、そんなある日「その」言葉をかけられました。確かに、出典研究は着実な作業ではあるけれども、どこか漢文の「うわべをなでる」感が否めないのも事実でした。それがきっかけとなり、地に足をつけて漢文を読み始めました。しかし、今もそうですがとにかく読めない。格闘の感覚がずっとあります。ただ、それもまさに然るべし。深い思考の中から吐出され、作者の熱を帯びた文章が簡単にわかるはずもありません。生半可な読書で分かった気になっていては、古典の作り手に嘲笑われてしまうようです。今日も今日とて連敗覚悟の格闘に挑みます。よければご一緒にどうですか?

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