「オクラホマでの10か月」(2026年度異文化交流研究施設活動レポート④)

2026年度異文化交流研究施設活動レポート④

人文学部で出会う異文化:留学の現場から

「オクラホマでの10か月」

10か月の留学サバイバルを経験し気づいた海外で過ごすのに一番大切なことは、TOEICの点数でも、覚えている単語の数でもなく、いい意味での、図々しさであると思います。もちろんコミュニケーションが最低限取れないと困りますが、日本とは違うシステムで生活することはもっと大変です。バスは時間通りに来ず、大学学務も返信が返ってこない、アパートに連絡なしで他人が修理に入ってくるというありえない環境でくじけず10か月を過ごしました。渡航前には留学生の寮に入れないことがわかり、自分ですべて手配し、学校にも何度も電話をしました。

そんなスタートからバタバタな留学生活でしたが、その倍以上のお返しをオクラホマからもらいました。オクラホマは保守的で差別的、という印象を抱く人は多いですが、渡米してから私を支えてくれた友達、地域の方はすべて私とは見た目の違う人でした。”South Hospitality”というものがあり、南部の地域の人はたいていウェルカムで温かい人のほうが多い印象です。南部のカウボーイカルチャー、サンクスギビング、アメリカンフットボール、すべての規模がでかいアメリカのカレッジライフを惜しみなく体験しました。もちろん英語力もアップしました。

世界中から人が集まる環境に身を置くからこそ、そこに紛れるのではなく「自分ってなんだろう」と考え、「こんな自分でありたい」と自分にしかもてないアイデンティティを持つことが重要だとも気付きました。

ドラマチックな生活、新しい文化と環境、「また、世界のどこかで会おう」と言い合える仲間と出会えた10か月は、私の人生の宝物です。

人文学部4年 瀨戸﨑由唯