人文学部卒業生 宮崎萌美さん

西洋哲学研究室卒業の宮崎萌美です。何か参考になることがあればと思います。

私は、大学3年間演劇サークルで活動し、アルバイトは1年生の後期ぐらいから、不定期にテレビ局関係のアルバイトをやっていました。

3年の夏、秋口から特に何も考えずに単純に「やらなければ」という思いで就職活動を始めました。そのころ、公務員試験のための講座を受けるようにと実家からの声もありましたが、それ以降私は頑なに公務員試験を受けませんでした。理由は特にありません。就職が決まったのが、4年の9月・10月あたりだったと思います。

お伝えしたいことは二つあります。一つは、好きなことをいくらやっていても、自分がゆるがなければ何かしら見えてくるということ。就職活動期間中4つの演劇活動に参加しましたし、研究室の仲間たちと卒業旅行に沖縄にも行きました。むしろあまり根を詰め過ぎて、焦ってしまうとせっかくの大学生活も色あせたものになってしまいます。羽を伸ばせることがあるからこそ、就職活動もできるのだと思います。

二つ目は、ソフト面でのフィーリングを大切に。何か魅かれるものがある企業や職業を探してみることが大切だと感じます。大手だから、給料が高いからという理由で探し過ぎると、人間関係などの面で苦しい思いをするかもしれません。後は、あまり理想像を描き過ぎると仕事が始まってからなかなか辛いこともあるかもしれません。

現在、私は名古屋で塾講師をやっています。企業に就職した今、公務員を受けていればよかったと思ったことはありません。しかし、親の気持ちをくみ取ることなく勤務時間や休日が不安定な今の仕事に就職したのですから、この仕事を楽しくやらなければならないと半分は義務感、半分は意地になっています!3月からの勤務で、約4カ月しか社会人として働いていませんが、なかなかスリリングですよ!

私一個人の価値観ですが、何か参考になることがあればと思います。皆さんもよい大学生活をお送りください!