石田 俊

人文学部人文学科 歴史学コース 日本史 石田 俊 ISHIDA Shun

史料を片手に、発見の旅にでかけましょう。

石田 俊

分野 日本近世史
担当授業
(学部)
日本史概説(近世・近現代)
日本史入門(近世)
日本史特殊講義(近世)
日本史史料基礎講読(近世)
日本史史料発展講読(近世)
日本史実習
日本史基礎演習(近世)
日本史発展演習(近世)
日本史卒論基礎演習(近世)
日本史卒論発展演習(近世)
担当授業
(研究科)
日本歴史論(近世)
日本歴史論演習(近世の政治)
日本歴史論演習(近世の社会)

主な研究内容

近世の天皇・朝廷について研究しています。特に、天皇・朝廷において女性が果たした役割に注目して検討していましたが、最近では問題関心を発展させ、武家社会を含めたより大きな視点で女性の位置・役割を捉えられないか模索しています。
学生のみなさんの研究テーマは、地域柄、萩藩のことが中心です。具体的な史料を用いて論をたててきますので、刺激をうけることも多いのです。研究という土俵では、教員も学生も対等。ともに学び、成長していければと思っています。

学問のことなど

僕が歴史学と出会ったのは、学部一回生の日本史概論の授業でした。近世前期の史学史、つまり、これまでの近世史研究がどのような問題関心のもと取り組まれてきたか、その変遷を扱った授業で、サッパリ理解できませんでした。高校の授業とはまるで違っていたのです。これが学問なのか、と妙な感動を覚えた記憶があります。ちなみに、その先生には学部・大学院を通じて教えをうけ、多大な学恩を賜ることになりました。もちろん、当時はそんなこと考えもしませんでしたが。
数年経って研究室に配属されるころ、別の先生から言われたことも印象に残っています。高校までのあなたがたは、歴史を「消費」する立場だった。大学では、新たな歴史像を「生産」する立場に変わる。その違いを心に留めておかなければならないよ。そのような意味でした。新たなものを生産するには、たいへんな労力をともないます。苦しいものです。ただその反面、すばらしい発見もあります。みなさんがそのような発見を味わえるよう、お手伝いできれば幸いです。

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