教員の研究が新聞で紹介されました

人文学部長湯川洋司教授の研究が新聞で紹介されました。

<湯川教授からひとこと>
平成20〜22年度の3年間にわたり科学研究費補助金(基盤研究C)によって実施した研究、「近代山村開発史の民俗学的研究—熊本県五木村を事例として」の成果報告書を、平成23年3月に刊行したところ、熊本日日新聞社から取材に来られ、平成23年8月2日付け朝刊に記事が掲載されました。
五木村は川辺川ダム建設計画(1966年計画発表)により、多くの村民が村外に転出されて、村の人口を大きく減らしました。しかし、ダム計画が中止となった今、新たな村づくりに村民あげて取り組まれています。五木村は山と川からなる自然で素朴な村です。村を歩くと、子どもたちがいつでも気持ちよく挨拶をしてくれ嬉しくなります。また村民のお一人一人がご自分の能力をそれぞれに発揮され、前向きに未来へ向けて働いていらっしゃる姿勢にいつも心動かされています。長寿の里であることが納得できる暮らしが五木村にはあります。これには大いに学ぶ必要があると思います。
今後は、従来の自然を奪う開発ではなく、自然と寄り添える開発のありかたを、五木村の方々に学びながら、さらに考えていきたいと思います。

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