人文学部異文化交流研究施設第22回講演会報告

平成23年11月18日(金)に人文学部小講義室において、「御雇外国人Benjamin Smith Lymanの言語研究」という演題で、国立国語研究所のTimothy J. Vance教授にご講演いただいた。地質学者として来日し、北海道の炭田開発に貢献したLymanが、どのように日本語を学んだのか、そして、彼の日本語研究が現代言語学の中にどのような足跡を残したのかといったことを、沢山の貴重な写真資料に基づいて分かりやすく解説していただいた。約1時間のご講演の後、約30分間の参加者との活発な質疑応答および補足説明が行われ、参加者一同有意義で刺激的な時間を持つことができた。ただ、参加者が30名弱と少ないのが大変残念であった。広報が十分ではなかったのかと反省すると同時に、大学全体が忙しくなり、講演会に出席する余裕が皆からなくなってきているのが悲しく思われた。

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