教員著書刊行情報

社会学コース担当 岡邊健准教授の著書が刊行されました。

岡邊健 著
現代日本の少年非行――その発生態様と関連要因に関する実証的研究 2013年11月
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<書籍データ>
*単行本: 164ページ
*出版社: 現代人文社(2013/11)
*言語: 日本語
*ISBN: 978-4-87798-568-4

<著者からひとこと>
 本書は、私が中央大学大学院文学研究科に提出し、2012年3月に博士(社会学)の学位を授与された論文「少年非行の発生態様と関連要因に関する実証的研究――公的データと質問紙調査に基づく検討」に大幅な加除修正を加えた上で、再構成したものです。出版にあたって、科学研究費補助金(研究成果公開促進費)の交付を受けました。
 「少年非行に関する諸政策が不正確な情報や曖昧な認識に基づいて立案・遂行されている」という問題意識に基づき、ここ数年間私が取り組んできたことを1冊に整理したつもりです。幸い科研費のサポートを得ることができたため、データの「鮮度」を重視して、やや急いでまとめてみた次第です。考察をさらに深めるべき部分が多々ありますが、今後の課題としたいと考えています。
 一般の方が手に取りやすいように、記述を平易かつ簡潔にすることを心がけ、提示する図表にも工夫を凝らしています。犯罪、少年非行、青少年問題に関心をお持ちの方に、ぜひ読んでいただきたいと思います。