就活体験談(下級生へのメッセージ)(文:言語文化学科 英語学・英米文学コース 赤木小雪)

 私は広島県に本社がある、近畿日本ツーリスト中国四国に内定をいただきました。私の就職活動は後半こそ旅行会社がメインでしたが、それまでは様々な業界を少しずつ受けていました。旅行業界は、以前から気になってはいたものの、倍率が高いので諦めかけていました。そんな中、ご縁があり旅行会社の方にOB・OG訪問をする機会がありました。

下級生への報告会の様子

下級生への報告会の様子

 このOB・OG訪問が、私の就職活動にとっての大きなターニングポイントです。自分に合う企業を見つけるには、とにかく説明会に足を運ぶしかありません。その説明会よりも深く企業を知ることのできるのがOB・OG訪問です。働いている方々の雰囲気を直に感じることができます。私は運の良いことにエントリーシートにアドバイスを頂き、説明会では聞けないような質問をすることもできました。友達や先輩の話を聞くことも勉強になりますが、働いている方の現場の声やビジネス的な物の考え方は、就活生が一番必要としているものだと思います。その点では、親と仕事の話をすることも私にとっては大きな刺激となりました。一番身近なビジネスパーソンであり、尚かつ自分のことを根本から理解している親の言葉は、やはりとても参考になります。
 文系において大学で学んだことをそのまま生かせる仕事は少ないので、何を学んだかよりも、どう学んだのかをアピールすることが大事だと思います。好きなことを一生懸命学べば、それがどんな内容でも必ず糧になります。自信を持って話して下さい。
 最後に、就職活動自体を楽しんで下さい。そうすれば自然と、熱意を持ちやすくなります。実際私は、楽しいと感じる説明会では聞きたいことがたくさんあり、そこで熱意が伝わり、面接の時まで顔を覚えて頂いていたことも運よく何回かありました。何に対しても楽しみながら全力で挑んでいる人は魅力的です。時には挫折することもありますが、息抜きしつつ、仲間と支えあって就職活動を乗り切って下さい。