就活体験談(下級生へのメッセージ)(文:言語文化学科 英語学・英米文学コース 前田美穂)

 私は中学校教員の内定をいただきました。来年度から地元で教壇に立ち、英語を教えます。私は中学時代に参加したアメリカでのホームステイで、英語を話す楽しさを知ったことがきっかけで教員を志すようになりました。

下級生への報告会の様子

下級生への報告会の様子

 4年の初めまで、高校か中学校かで校種を迷っていました。しかし、教育実習や小・中学校でのチューター、自然体験活動等でのボランティアなどで教育現場を見たり、子どもたちと関わったりしていく中で、自分が向いているのは中学校だと感じ始め、最終的に校種を中学校に決めました。だからもし校種で迷っている人がいたら、あせらずに上記のような体験をしたり、採用試験の勉強をしたり、友人と教育について語り合ったりしていく中で、自分に合う校種を見つけていくと良いと思います。

 採用試験では、なぜ教師になりたいのか、どんな教師になりたいのか、教師としてどんな実践がしたいのかなど、自分の教師観や指導観などを深く考え、「自分の軸」をしっかり持つことが大切です。周りが勉強を始めてあせっている人もいるかもしれませんが、基盤となってくるのは人間性であるので、まずはこれまでのことを振り返って、「自分の軸」となる部分をしっかりさせて下さい。

 また人文学部は、教育学部のように採用試験に関する講習会やセミナーがないので、情報収集するのが大変です。だから、ただ情報があたえられるのを待つのではなく、自分で調べ、探していかなければなりません。常にアンテナを張り、自分から積極的に動いていけば、必ず自分のためになるので、まずは自分から動くということを大切にしてほしいです。

 これから採用試験まで辛い時期もあると思いますが、「絶対に教員になる」という強い気持ちを持って、未来の生徒と出会うために、今自分ができることをし続けて下さい。