民俗学・文化人類学研究室について

皆さんこんにちは。これから本格的に受験へ向けた勉強が始まり、大変であることと思います。筆者は「ゆとり」の末裔ゆえ、新課程で学ばれている皆さんに何も助言ができないことを心苦しく感じる次第です。

 
さて拙稿では、「ゼミ」と「民俗学・文化人類学研究室」について紹介させていただこうと思います。私の所属する文化人類学研究室では、週に一度「ゼミ」といって、3年生はある書籍を読んだ上での発表、4年生は各自の卒業研究に関する発表や進捗報告を行っています。このように書くと「堅苦しい」というイメージを抱かれるかもしれませんが、実際のところそんなことはありません。私達の「ゼミ」では、毎回のはじめに「近況報告」と題して、前回から一週間自分が何をしていたか、何に情動を動かされたかを各人が話します。これが非常に面白く、和気藹々とした状態でゼミが始まります。無論、発表時は皆静かに耳を傾けますが、質疑応答では積極的なやり取りが行われ、たまにそこでも笑いが起きたりします。概して、メリハリのある時間だといえるでしょう。

 

掃除当番後の宴

 

民俗学・文化人類学研究室は基本出入り自由です。勉強や食事などをして過ごしており、他のゼミの人と関わりを持つ機会も多く、地域の祭りに一緒に参加したりもします。また、月に一度各ゼミ合同で「食事会」が催されます。ここでは教員・学生の壁を越えて皆が楽しみ、非常に盛り上がりを見せます(教員の方は、この状態を「集合的沸騰」と呼ばれています)。人文学部に入られた際は、どなたも気兼ねなくご来室ください。

 

山口祇園祭

 

[特派員KK]