資格課程履修希望者必見!! 「4年生の時の生活」

歴史学コース・日本史中世ゼミ4年のA.Tです。

前回は2023年2月28日(火)、資格課程履修希望者必見‼「3年生の時の生活」の様子でした。そちらもご覧頂ければと思います!今回は、私の大学「4年生の時の生活」についてお話します。「3年生の時の生活」は授業が「原則対面」となっていましたが、コロナウイルスの感染状況によりオンラインに切り替わることもありました。コロナウイルスの感染状況を悪化させないよう、大学側の配慮は多くの学生も安心できたと思います。最終学年である「4年生の時の生活」は、就職活動をして「就職に決める」のか、研究を続けて「進学に決める」のかについてお話します。

4年生の授業の特徴は?

4年生になると、卒業論文執筆に向け自身の研究の途中経過を報告する「演習」がメインになります。就職活動や実習もあるので、演習の研究報告等の日程は各ゼミで相談して決定していく場合が多いように思います。関心のある科目を履修している学生や資格課程を履修している学生、資格課程を迷い等で履修の開始時期が遅れてしまった学生、また卒業要件の科目を履修し忘れ等で基準単位に到達していない学生、理由は色々ですが「必要に応じて+αで講義を履修する」必要があり最終学年なので特に注意が必要です。

前期の授業は何を受けたの?

1年生前期に司書資格の取得、後期に中学校教諭教育一種免許状(社会)と高等学校教諭教育一種免許状(地理歴史)の取得、2年生前期は学芸員資格の取得、3年生前期に学務係から修学支援システムのメールで、山口県教育庁主催の「学校図書館司書教諭資格」の講習があり、取得に向けて申し込みました。4年生前期も引き続き山口県教育庁主催の「学校図書館司書教諭資格」取得に向けて申し込みました。司書課程は、3年生の内に必要科目の履修を全て終えることができ、各資格課程も順調に単位を修得することができています。5月21日(土)、23日(月)、25日(水)にZoomで、3年生も参加可能な4年生の日本史研究室「卒業論文中間報告会」がありました。私達の学年は、日本史研究室に所属する学生が例年より多く、中間報告会の日程も2021年度は2日間開催されたのに対し、2022年度は3日間開催されました。また、集中講義等は、以下の日程でありました。

「 実 習 」 教育実習:高等学校 実施日は各高校が決定

〈5月30日(月)~6月3日(金)、6日(月)~10日(金)〉

博物館実習(館園実習) 実習先は自分で決め、日にちは館園が決定

〈8月24日(水)~26日(金)、30日(火)~9月2日(金)〉

「集中講義」博物館実習(実務実習)

〈※原則隔週の木曜日3コマ・4コマに開講、

オープンキャンパスにパネルを展示8月6日(土)~7日(日)〉

「山口県教育委員会の学校図書館司書教諭資格の講習〈集中講義〉」

「学習指導と学校図書館」〈8月8日(月)~10日(水)、12日(金)〉対面➡Zoomに変更

「学校経営と学校図書館」〈8月16日(火)~19日(金)〉対面➡Zoomに変更

「人文学部TA/SA業務」

3月23日(水)にゼミの先生から話を頂き、3月29日(火)と4月6日(水)に

Eメールで予算管理係から説明会の案内、4月7日(木)に説明会

〈勤務期間 4月11日(月)~9月30日(金) 土・日・祝日は除く。〉

人文学部授業サポーター

修学支援システムで、3月30日(水)に連絡があり、4月1日(金)に申し込む。

〈勤務期間6月10日(金)~7月29日(金)〉

「広報スタッフ」

5月16日(月)に修学支援システムで学務係から説明会の案内、5月26日(木)に説明会

〈勤務期間 6月1日(水)~3月20日(月) 土・日・祝日除く。担当月有り。〉

「大学院(人文科学研究科)入学試験募集要項の配布について

6月1日(水)に修学支援システムで学務係から案内がある。

授業では履修する授業もずいぶん減り、私にもようやく「全休」と呼ばれる一日中講義がない日ができましたq(^0^)p

講義がある日は木曜日と金曜日のみで、その他の曜日は研究室や大学の図書館をはじめ、色んな図書館等に通い、参考文献や参考資料等、自分の研究のために時間をかけることができました。ゼミの「演習」は、4~5月に3年生と合同で行い、その後、原則ゼミの先生とマンツーマンの検討会でした。

実習では、母校の高校に教育実習に2週間に行き、高校2年生に「日本史B」の授業をする機会を頂きました。授業見学・実施授業の他にも、事前に学習指導案・授業資料(ワークシート・スライド)の作成を行いました。

集中講義では、「博物館実習(実務実習)」が、原則隔週開講の授業でした。実務実習は、オープンキャンパスでのパネル展示を行いました。その様子は、第1回に掲載して頂いています。「博物館実習(館園実習)」は、受け入れて下さる博物館によって日程はバラバラです。この他、2022年度も山口県教育庁主催の「学校図書館司書教諭講習」を受講しました。司書教諭講習の詳細は、第4回に掲載して頂いています。集中講義以外に前期の履修していた科目は週に3コマ(「博物館実習(実務実習)」を含む)ありました。

4年生前期時間割(PDFで開きます)

後期の授業は何を受けたの?

後期も基本的には、自分の卒業論文のための研究を行っていました。11月5日(土)に3年生も参加可能な4年生の中世ゼミ「卒業論文中間報告会」がありました。11月22日(火)、23日(水)、26日(土)はZoomで、3年生も参加可能な4年生の日本史研究室「卒業論文中間報告会」がありました。2023年1月13日(金)に卒業論文をファイルに綴り提出し、2月4日(土)に卒業論文の口頭試問があり、2月10日(金)に日本史研究室のパソコンに卒業論文をデータで提出しました。また、集中講義等は、以下の日程でありました。

「 実 習 」教育実習事後指導〈10月26日(水)18時~19時30分〉

博物館実習事後指導〈2月9日(木)13時~15時>

「集中講義」教育実践演習(中・高)

第1ステップ:11月 2日(水)4・5コマ目、9日(水)4・5コマ目、

16日(水)5コマ目

第2ステップ:11月26日(土)3・4コマ目、12月10日(土)3・4コマ目

第3ステップ:12月14日(水)4・5コマ目、1月25日(水)4・5コマ目、

2月1日(水)4・5コマ目

(※第3ステップの日程は、各学部、クラスで決定されている。)

「広報スタッフ」

5月16日(月)に修学支援システムで学務係から説明会の案内、5月26日(木)に説明会

〈勤務期間 6月1日(水)~3月20日(月) 土・日・祝日除く。担当月有り。〉

「大学院(人文科学研究科)入学試験募集要項の抜粋

人文科学専攻募集人数8名・10月3日(月)~10月7日(金) 出願手続

11月9日(水)試験・11月24日(木)合格発表・12月1日(木)~2日(金)入学手続き

 

授業では、講義がある日が月曜日のみになり、その他の曜日は前期と同様に研究室や大学の図書館はじめ、色んな図書館等に通い、参考文献や参考資料等、自分の研究のために時間をかけることができました。また、前期、後期と自分の研究のために時間をかけ進めると、もっと学んで研究を続けたいと思い「進学に決める」ことにしました。

ゼミの「演習」は、学生によって検討会の日時も回数も違いますが、私は11月下旬までの5日間、ゼミの先生とマンツーマンの検討会を行っていました。

実習では、教育実習事後指導、10月17日(月)以降に実習校から届く、実習日誌や学習指導案、教育実習レポートが返却され、返却された物を10月26日(水)の教育実習事後指導に持参します。

集中講義では、教職実践演習の第1ステップで、初回は対面授業、後の回は急遽オンラインで動画の視聴となり課題はレポートボックスに提出。第2ステップは、対面授業で中学校か高校、どの教職課程を学んでいるのかでクラス分けがありました。第3ステップは、対面授業で、学部ごと取得教科により授業が行われました。また欠席について、第1ステップ、第2ステップの欠席は事前に教育学部学務係に連絡、「やむを得ない理由」と判断された場合は、後日、補講を行う場合があり「補講を受けた場合は出席」とみなされるみたいでした。日程的に補講が組めない恐れがあるので、必ず事前に欠席の連絡をするとのことでした。しかし、補講を受けても、第1ステップ、第2ステップを合わせた「欠席が3コマ以上」となると、単位の修得ができないので、「欠席理由、教員免許状取得を強く志望する理由」を様式に沿って文書を作成し、4年次の卒業研究指導教員と「面談」し、「指導教員と当該学生の連名」で教育学部学務係に提出教育学部内での協議により、補講を認めることがあるらしいです。今年度は山口大学院人文科学研究科を受験する学生は、入試が11月9日(水)だったので、「事前に欠席の連絡」をし、「やむを得ない理由」とみなされ、後日、補講を受け「出席」となるはずが、急遽オンラインに変更となり、「事前に欠席の連絡」は取り消しになり、オンラインで受講。「やむを得ない理由」として例えば、忌引き、就職の試験や面談、内定式、登壇者や学会発表など本人が発表することが確認できる場合、大学院試、医者の診断書等、事情を説明する書類の提出が必要で、病気・負傷等による入院や急を要する通院です。集中講義以外に後期に履修していた科目は週に1コマありました。

4年生後期時間割(PDFで開きます)

学習面以外で大学との関わり

前期は共通教育の「SA(スチューデント・アシスタント)」と、人文学部の「授業サポーター」をさせて頂きました。SAは、大学の非常勤職員として働かせて頂け、授業が円滑に進むように授業前日に受講生のレジュメの印刷、授業当日はコメントシートの回収を主にしていました。また、「授業サポーター」の業務は、担当の先生の講義を受け、先生の授業がうまく進んでいるか、学生目線で改善できそうな箇所は無いか等、気付いたことを先生にメールで伝えるものでした。それまで先生の講義の改善点を見つけるような授業の受け方をしたことがなかったので、授業に臨む姿勢も新鮮でした。また、自分からは進んで取らないかも、と思うような科目の授業にも出席できるドキドキ感がありました。

前期と後期に、「広報スタッフ」をさせて頂きました。主に高校生を対象とした大学や学部の見学、入試ガイダンスセミナー、ブログの作成は『学生の今!』がテーマになっていました。私は以下のブログの作成をさせて頂きました💻

第1回【2022年8月23日(火)、オープンキャンパスの「とある1室」】

第2回【2022年 9月 8日(木)、資格課程履修希望者必見‼「1年生の時の生活」】

第3回【2022年10月5日(水)、資格課程履修希望者必見‼「2年生の時の生活」】

第4回【2023年2月28日(火)、資格課程履修希望者必見‼「3年生の時の生活」】

第5回【2023年3月24 日(金)、資格課程履修希望者必見‼「4年生の時の生活」】

と、少しでも参考にして頂けたらと思い、5回掲載させて頂きました。また、ゼミの先生に勧めて頂いた、11月27日(日)「大内歴史文化研究会シンポジウム」に参加。4名の講師の方の講演や、パネルディスカッションを傾聴して来ました。とてもためになり参加できて本当に良かったです。機会があればぜひ参加してみてください。

4年間の学生生活を振り返って…

資格や免許は「仕事で役立つ」からということだけではなく、履修することにより色々なことを学ぶこともでき視野も広がり「学生の今‼」できるだけ多くのことを吸収し、何らかの形で役に立てたらと思いました。

学生同士の繋がりも大切ですが、各方面に訪問させて頂き、「色んな世代の方」に仕事の話やそれ以外にも、ためになる話をお伺いができる資格課程を学べたことは、とても実り大きいことだったと思いました。

数人の友人から「元々のキャパシティーに余裕があるからできるんだよ」と言われましたが、決してそんなことはありません。また、「資格課程を減らしたら?」と、よくアドバイスを頂きましたが、「やる」と決めたことを「中途半端に投げ出したくない」という思いも強く、負けず嫌いな性格というのもあり、「無理ではない」ことを証明するために、この4年間必死で走り続けました。何より科目が順調に終わっていく達成感もありました。勿論、コロナ禍でオンライン授業ということもあり、課題の内容や次々に出る莫大な課題量等、負担があまりにも大きすぎて、何日も徹夜、数日間食事抜きなんてこともよくあり、課題で苦しめられ何度も心が折れそうになりました。

卒業要件の科目と資格課程の科目の両立は大変でしたが、友人と研究室やLINEで他愛のないやり取りは、気分転換になり「頑張ろう!」と、自分を鼓舞することに繋がり乗り切れたと思います。また、沢山の方々に支えられて今の私があると思っています。

複数の資格課程を取るとなると、履修する科目がどんどん増えます。実際、卒業要件の勉強に加え、4種類の資格課程(学校図書館司書教諭の資格課程は大学外のため含まず)の勉強を履修した科目のうち、半分は資格課程なので卒業要件の単位数に含まれません😭

私の経験から、時間割を上手く組めたら人文学部の歴史学コースの「全ての一種免許の取得」、また人文学部で可能な「全ての資格の修得」は可能でした。

私の場合、中学校教諭教育一種免許状(社会)・高等学校教諭教育一種免許状(地理歴史)の単位修得に向けて学んでいたので、以下の科目を4年生前期、後期に10科目(各2単位)20単位を履修すれば、高等学校教諭教育一種免許状(公民)も取得可能でした。しかし、「卒業論文の中間報告会」や「卒業論文」もあるので研究室の本や学校の図書館の本をはじめ、研究をしている場所の図書館等に通い卒業論文の執筆に向けて時間や日数を取りたいと思いました。

※4年生の前期

月曜日:4コマ目、東洋思想史特殊講義(日本近世)

火曜日:1コマ目、課題の発見と検証

2コマ目、量的調査データ解析入門か宗教学講読(世界の宗教)

3コマ目、社会心理学調査実習(企画と実施)か、

民俗学・文化人類学調査実習(企画と実施)

4コマ目、東洋思想史概論(日本古代中世)

5コマ目、現代社会学特殊講義(コミュニティと災害)

水曜日:2コマ目、西洋哲学講読(哲学)

5コマ目、東洋思想史講読(日本古代中世)か、現代社会学調査実習(企画と実施)       金曜日:2コマ目、西洋哲学特殊講義(倫理学)

※4年生の後期

火曜日:1コマ目、量的調査データ解析法基礎

2コマ目、質的調査データ解析法か宗教学(現代日本)

3コマ目、現代社会学調査実習(分析と報告)か、

社会心理学調査実習(分析と報告)か、

民俗学・文化人類学調査実習(分析と報告)

4コマ目、東洋思想史特殊講義(日本古代中世)か、

民俗学・文化人類学特殊講義(生活文化)

5コマ目、宗教学特殊講義か東洋思想史講読(日本近世)

水曜日:2コマ目、社会心理学特殊講義(コミュニケーション)

木曜日:3コマ目、西洋哲学概論(倫理学)

金曜日:3コマ目、東洋思想史概論(日本近世)

4コマ目、西洋哲学講読(倫理学)

もし、コロナウイルスの感染状況が悪化し、オンライン授業になると、これまでの様に課題の内容や次々に出る莫大な課題量等、何日も徹夜、数日間食事抜きで履修し高等学校教諭教育一種免許状(公民)の単位取得をできたとしても、同時進行で卒業論文執筆に向けて時間や日数が取れるのか不安になり、かなり迷い履修は「やらない」選択に…💦

1年の前期から「やる」、「やらない」の選択をするのも、その後「始める」、「辞める」の選択をするのも、「後悔」しないようによく考えて選択した方が良いかも…(˘◔_◔˘)

今、思うとオンライン授業になったとしても、科目の取り方で同時進行もできたはずで、そのように考えると、高等学校教諭教育一種免許状(公民)科目を履修しなかったことを「後悔」しています😭💦

司書資格、中学校教諭教育一種免許状(社会)、高等学校教諭教育一種免許状(地理歴史)、学芸員資格の修得。あと、高等学校教諭教育一種免許状(公民)は履修しなかったのですが、これを修得すれば人文学部歴史学コースで「全ての資格の修得」ができたのですが…

4年間で、人文学部で取れる資格は全てとることはできる!ちなみに、山口県教育庁主催の「学校図書館司書教諭資格」の講習を履修すると修得もできますよ!

頑張って下さい・:*o(◕‿◕)o*:・

最後まで読んで頂きありがとうございました🙇‍♀️

第1回~第5回できるだけ分かりやすく書いたので、少しでも参考にして頂けたら嬉しいです。

(4年生の時の生活)

それでは今回はこの辺で…(╹◡╹)ノ~

2019年4月に入学し、数か月でしたがコロナ禍でない学生生活が送れていた「日常への感謝」。しかし、コロナ禍になり様々な事に疑心暗鬼になり不安でしたが、コロナウイルスの感染状況を悪化させないよう、大学側の配慮には、とても感謝しています。コロナ禍が本当に落ち着き、誰も安心してコロナ禍前のような日常が送れたらと思います。引き続きコロナ対策をしていきます。副作用があまりなく、誰もが本当に安心して使用できる処方薬が1日も早くできたら、安心して学生生活が送れると思います。それまでは、コロナ対策も頑張りましょう😊

A.T

注:カリキュラム及び開講時期等は,年度により異なります。