紫外線対策の強い味方

夏の大敵、紫外線対策について、肌を出さないのが一番いい方法なのでしょうが、山口市の夏は盆地のために猛暑となり、そんな訳にはいきません。長袖長ズボンでは階段を登る荒地の魔女のように溶けてしまいそうになります。どこかから「溶けてしまえ」ってツッコミが入りそうですが。

 

そこで私の行っている紫外線対策として、当然、日焼け止め(SPF50+PA++++)をたっぷり塗っています。肌が見えている顔、首、耳、腕、脚はもちろんのこと、地面からの紫外線の照り返し対策として、ズボンで隠れている部分もできるだけ塗るようにしています。また、家を出る30分以上前に塗ることが大切だと朝の情報番組で言っていたので、忘れないように朝の準備を始める一番にこれをすることにしています。一説によると、紫外線は目からも入ってくるそうなので、サングラスもかけています。

 

そして、一番力を入れている紫外線対策は、なんと言っても日傘をさすことです。努力義務のヘルメットでは逆に頭に熱がこもって虫がわきそうですし、つばの大きい麦わら帽子だったら風で飛んでいってしまうのではないかと心配になります。日傘だと風通しもよく、陰になる範囲も広いため、お勧めです。日傘のメリットは、このように紫外線対策だけでなく、暑さ対策にもなります。しかし、山口での移動には自転車が必須で、同時に日傘をさすことができません。傘差し運転は危険で道路交通法違反なので、パトカーからマイクで注意されます。そこで活躍するのが、自転車に取り付けることのできる「傘スタンド」です。傘スタンドに日傘を固定すると、日傘をさしたまま自転車に乗ることができます。違反ではありません(警官に確認済)。もちろん、人の多いところでは使用を控える、スピードを出しすぎないようにするなど、最低限の安全のための配慮は欠かせません。私が使っている傘スタンドは、高さと、前後の角度が調節できる優れモノで、太陽の角度に合わせて日を遮ることができます。唯一の欠点は横からの日差しに対応できないところです。ただし、私が現在使用している日傘は、いつの間にか柄が曲がってしまったので、うまい具合に横からの日差しを少しだけ遮ることができるように改変されました。さらに傘スタンドは、紫外線対策だけでなく、雨の日にも活躍します。インターネットで購入したのですが、3000円くらいでお手頃価格なので、買う価値が十分にあります。

 

ところで紫外線対策の一番のポイントは、周りの目を気にしないことです。見た目サングラスに日傘という少々目立つ格好であっても、堂々と走ることが大切です。徹底した紫外線対策を行い、将来ガンやシミにならないように健康に注意して、暑い山口の夏を乗り切りましょう。

(特派員 Y)