異文化交流研究施設第31回講演会マルクス・リュッターマン博士(日文研 准教授) 「一筆啓上 — 縁・間隔・断絶・交際の記号学を考える」

<第31回 異文化交流施設 講演会>

日時:  6月23日(木) 16:10より (90〜120分間)

場所: 共通教育棟15番教室

講師: マルクス・リュッターマン博士 (日文研 准教授)

演題: 「一筆啓上 — 縁・間隔・断絶・交際の記号学を考える」

 山口大学人文学部の異文化交流研究施設では、恒例の学術講演会を平成28年6月23日(木)午後4時10分より開催致します。多くの皆さんのご来場をお待ちしています。

 年2回のペースで開催してきた本講演会も、今回で第31回となります。今回は講師として国際日本文化研究センター(日文研)のマルクス・リュッターマン准教授をお招きし、「一筆啓上——縁・間隔・断絶・交際の記号学を考える」という演題で講演をしていただきます。

 リュッターマン先生は、日本の中世や近世の史料を翻訳・分析し、人間行動を理論的あるいは比較文化的に考察する仕事をしていらっしゃいます。今回のご講演では、日本のさまざまな時代に書かれた「手紙」というコミュニケーションの形をテーマに、「書札礼」(宛名や差出人の書き方、紙の折り方や余白の配置法などを含む手紙の作法)に注目しながら、各時代の人間関係のあり方や捉え方について、ご研究の一端を披露してくださいます。シンボル形式論や人間関係、古文書、書簡文学、言語使用、非言語コミュニケーション等々、人文学のいろいろな領域と接点を持つ興味深いお話になりそうです。

 会場は共通教育棟15番教室です。開会時刻16:10までの待合室として、共通教育12番教室を用意しています。

 入場は無料で、事前申し込みなどは不要です。山口大学の学生・教職員、さらには一般市民の方々、多数のご参加をお待ちしています。

リュッターマン先生のポスター