「邦楽部x留サポ」合同イベント主催体験談

 こんにちは!人文学部3年のKです。私は「邦楽部」という和楽器(箏、三絃、尺八)を演奏する部活と、「留学生サポーター」という山口大学公式のボランティア団体に所属しています。もちろん普段は別々で活動しているのですが、今年の5月、邦楽部と留学生サポーター合同で和楽器イベントをサークル棟で開催し、20名ほどの留学生が集まってくれました。

 このイベントでは、まず邦楽部の演奏を聴いてもらい、その後、留学生中心に当日参加した皆さんに和楽器の体験をしてもらいました。留学生はもちろん、日本人スタッフも和楽器に触れるのは初めてで、そもそも楽器に触れたことがないという方がほとんどでした。しかし、初めてとは思えない程、皆さんとても上手く、特に尺八は音を出すまでに時間がかかることで有名な楽器なのですが、ほとんどの方が音を出せていて、部員一同驚愕しました。できることなら、みんな邦楽部に入部してほしいくらいです(笑)

 邦楽部の新歓活動では「音楽初心者でも大丈夫ですか?」という質問をよく受けます。実は私たち部員の多くは大学から始めました。特に三絃と三味線に関しては、全員が初心者です。毎年4~5月頃に楽器体験を行っているので、少しでも興味がある方はぜひ来てみてください!(^-^)

「邦楽部」と聞くと、よく「上品」とか「おしとやか」などと思われがちですが、ゆったりとした古典曲の他にも、明るい現代曲やJ-POPも演奏しています。むしろそっちの方が多いぐらいです。私を含め、高校で箏曲部だった部員もいますが、箏だけではなく他の楽器も加わるので、音の豊かさや重厚さが増幅してすごく楽しいですよ~!

 話は戻りますが、実はこのイベントは、私が企画者となって開催しました。どっちの団体も個性があってそれぞれに楽しいのですが、両方の雰囲気を知っているのは私だけなので、それをどうまとめるのかで、とても苦労しました。普段行っている活動も、また、それぞれの団体の構成・システムも全く違います。しかし、留学生に和楽器の良さを知ってほしいという思いは同じであり、お互い初対面であるにも関わらず、全員で協力して当日イベントは大盛り上がりでした。

 海外の方にも日本人にも、和楽器、ひいては日本文化を楽しんでもらえて、私自身とても幸せでした。これも両団体のみんなの協力あってのことなので、本当に感謝しています。両活動に入ることを選んでよかったと改めて心から思えました。山口大学に入学が決まった方、邦楽部の体験会や留サポの説明会だけでもぜひ来てみてください!

(特派員 K)