人文学部人文学科 社会学コース 現代社会学 吉武 理大
社会に目を向け、現代社会における問題について多角的な視点から考える
分野 | 家族社会学、福祉社会学 |
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担当授業 (学部) |
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担当授業 (研究科) |
主な研究内容
専門は家族社会学、福祉社会学です。主に、家族における格差・不平等と社会における対応や支援について研究しています。具体的には、アンケート調査データの分析から格差や貧困の問題とそのメカニズムを明らかにするとともに、さまざまな支援団体、子ども食堂や学習支援、地域の居場所などのフィールドワークやインタビュー調査を行うことで、社会における対応や支援の可能性について考えています。
授業では、社会学概論や家族とコミュニティといった科目のほかに、文献を読んで発表や議論をする演習形式の授業、卒業論文の執筆に向けた演習の授業、社会調査の科目などを担当しています。
学問のことなど
社会学では、人と人との関係性や、人と社会との関係性に目を向け、さまざまな現象や問題について考えます。また、現代社会で生じている問題について、それを個人の問題としてではなく、それがなぜ生じているのか、その背景的な要因にも目を向け、社会の問題としてとらえることも重要です。私自身、社会学のそのような魅力に惹かれ、大学2年生の頃に社会学に興味をもち、より深く学んでいくなかで大学院への進学を決め、大学院を出てからも現在まで調査や研究を続けてきました。
学生のみなさんにも、社会学の学びを通して、自分にとって身近な問題から、現代社会において生じている多様な問題まで、広く社会に目を向け、主体的に考えてもらえたらうれしいです。アンケート調査やインタビュー調査など、データや人々の語りのなかに、さまざまなヒントがあります。4年間の学びのなかで自分の興味があるテーマを見つけ、先生やゼミの友人をはじめ、いろいろな人と関わりながら、ゼミでの発表や議論、卒業論文の調査・研究に一生懸命取り組むことで、大きく成長できると思います。ぜひ自ら積極的に動き、多角的な視点から考え、地域社会に貢献できるような人になってほしいと願っています。