オープンキャンパス人文学部「模擬授業」の紹介(一部変更があります)

歴史学 藤永先生の模擬授業

わたしはアメリカの黒人の歴史を研究しております。アメリカの歴史ならびに現代社会は、黒人たちの歩みを考えることなしに理解することはできません。この模擬授業では、バラク・オバマの演説のなかにどれだけその歴史の重みが現れているのかを、具体例とともに紹介します。

中国語学 富平先生の模擬授業

「漢詩の押韻について」
漢詩が押韻するとは、中国語から見れば、どういうことなのか。
その代表的参考書などをお見せし、中国古代の文献の香りに触れて頂きます。
(中国文学阿部先生の模擬授業は都合により中国語学富平先生に替わりました。)

日本語学 磯部先生の模擬授業

「日本語学・日本文学コースがどのようなコースかを説明します。また、専門の日本語学についてお話します。 普段使っている日本語を別の視点から見つめ直してみませんか。」

(言語文化学科 日本語・日本文学コース3年・長谷川さんのレポート)

美術史 藤川先生の模擬授業

高校の「世界史」の教科書に掲載されている参考図版について、大学で学べる「美術史」の観点から解説します。

例えば、山川出版の『世界史B』に掲載されている「ナポレオン戴冠式」は、実際には、横幅が9.8メートルある巨大な油絵で、この絵を所蔵するパリのルーヴル美術館の中でも2番目に大きな絵です。

教科書に載っている図版は、皇帝ナポレオンとその妻ジョセフィーヌを中心とした一部分のみですが、実際には、その周りに約200人の参列者が描かれています。

絵の作者ジャック=ルイ・ダヴィッドは、フランスの新古典主義を代表する画家で、多くの弟子たちとともに戴冠式の場面を手分けしてスケッチし、それぞれの人物が誰であるか判別できる精確さで完成させました。

制作期間は1805-07年で、ほぼ3年かかっています。さながら集団肖像画のような公式記録絵画と言えます。そして、写真が発明されるのは、この絵が描かれた約30年後のことになります。

このような感じで、古代ローマの「アウグストゥス帝像」や、ミレーの「落ち穂拾い」など有名な作品を、作品スライドを上映しながら紹介します。

(人文社会学科 哲学・思想コース3年 鳥屋原優佳さんのレポート)

オープンキャンパス情報

当日の詳細は 入試情報 「オープンキャンパス」 ページにてご確認ください。