就職活動体験 人文学部4年 岩崎沙耶香

私はこの度、関西エアポートエージェンシーに内定を頂きました。

春からは関西国際空港のインフォメーションスタッフとして働くことになります。

私の就活体験談は失敗談が多いですが、経験して感じたことを書こうと思います。

私の就活は夏休みのインターンシップで始まりました。様々な仕事を経験したいと思い、MR職やブライダル、山口宇部空港でグランドスタッフ体験などをさせて頂きました。

この時点で高校の時からの夢だった航空業界への憧れが強くなり、「空港で働く人になりたい」という決心をして、就活を進めていきました。

しかし、その結果、他の企業に一切魅力を感じなくなってしまい、キャリアカウンセリングの方に相談しに行きました。夢の後押しはもちろん、夢を踏まえた現実的なアドバイスもくださったので、様々な企業を受けてみようという気持ちになりました。

年末までは合同説明会に足を運び、時間のある限り多くの企業の説明を聞きました。年明けに空港、グランドスタッフ、企業研究の ために飛行機で東京へ行きました。学科の先輩が航空業界で働いていらっしゃったので羽田空港でお話を伺うことができました。東京でも合同説明会に参加し、 東京の就活生の迫力も感じながらたくさんの企業のブースを回りました。2月に入るころから毎日、どこかの企業がエントリーシートの締め切りで精神的にもき つい日々でしたが、一社一社HPを見て企業研究をして書くよう心掛けました。途中、心が折れて、何社か書くのをやめたこともありました。

5月には周りの友達が次々に内定をもらい始め、将来への不安もどんどん大きくなり、就職支援サイトで企業を探すことの意味が分からなくなってきて、就活自体が本当に苦痛で仕方なくなったことを覚えています。

それでも選考のときには落ち込んでいられません。他の就活生も同じ状況だから、頑張ろうと思えました。面接官や、面接を一緒に 受けていた就活生は敵ではなく、将来一緒に働くかもしれない仲間だと思うようにすることで、とても気が楽になり、面接では会話を楽しめたように感じます。 夜行バスの移動ばかりの日々が続いたとき、選考が進んでいる企業でさえ、行くのをやめようかなと思うことがありました。それでも足を運ぶことでチャンスは 広がりますし、どこにどんなご縁があるかわかりません。

私が今、内定を頂いた会社には、本当に素の私を見て頂けたのではないかなと感じています。みなさんもぜひありのままの自分自身に自信を持って選考に臨んでほしいと思います。

岩崎沙耶香さん

岩崎沙耶香さん