人文学部で学んだこと(第3回):哲学・思想コース4年生Cさん

先日より始まった、在学生の視点から、人文学部で学べることをインタビュー形式で紹介してもらうコーナーの第3回目です。

今回は、哲学・思想コース4年生のCさん(福岡県出身)です。


  • 山口大学人文学部に入るまで

――山口大学の人文学部を受験することに決めたのは、どういったことからですか?

私は、元々江戸時代の歴史について興味がありました。山口県は、幕末に長州藩として明治維新に貢献した歴史ある地であり、そのような場所で私も学びたいと思い、山口大学人文学部を選びました。山口大学には、各時代を専門とする教授の方々が多くいらっしゃるので、歴史を学ぶにはぴったりでした。また、教員や学芸員などの様々な資格も獲得でき、卒業後の進路の選択肢が広がることにも魅力を感じました。

 

  • 人文学部で学んだこと

――なるほど。人文学部に入学後、特に学んだことについて、何が面白かったですか。また、それによって自分はどう変わりましたか?何か覚えていることを教えてもらえれば。

私は、日本思想史研究室で好色五人女を題材に、当時の女性の恋愛思想について研究をしています。演習の授業では、それぞれの研究テーマについてゼミの全員で議論を行います。ゼミのメンバーは、同じことに興味を持つ仲間なので、普通の人とは盛り上がれないような専門的なテーマであっても、本気で語り合うことができとても面白いです。また、そのおかげで専門分野に関する知識は存分に得ることが出来ますし、他にも文章力やプレゼンテーション能力も向上したと思います。

 

  • 卒業後の進路

――そうなんですね。興味は共通していて、でもテーマはそれぞれに少し違う同級生や先生たちと、いろいろ議論することが大学で学ぶことの醍醐味ですよね。ちなみに、卒業後の進路はどういう方向ですか?

広告代理店に就職する予定です。

――その進路と人文学部で学んだことと何かつながっていますか?

広告を作るには、どうすればお客様にその商品の良さが伝わるのかを1番に考えなくてはなりません。そのため、人文学部で学んだ相手の立場に立って考えることの出来る想像力や、上手く伝えるための文章力、プレゼンテーション能力がとても役に立つ仕事だと思います。また、様々な分野における知識を必要とする仕事でもあるので、人文学部で卒業論文を執筆する際に学んだ情報収集力も発揮していきたいです。

  • 高校生に向けて

――いいですね。これまでに学んできた知識や力、いろいろなセンスが活用できそうで楽しそうですね。最後に、山口大学の人文学部を志望している高校生に向けてメッセージをお願いします。

山口大学の人文学部は、自分の興味のある分野について思う存分学ぶことの出来る環境が整っています。本気で学び本気で遊ぶことの出来る毎日はとても充実しています。受験勉強は大変ですが、乗り越えれば楽しい大学生活が待っています!頑張ってください!


第3回目は以上です。Cさん、ありがとうございました。

今後も不定期で、人文学部の在学生たちに「人文学部ではこういうことが学べるよ」といったことを紹介していってもらう予定です。