人文学部で学んだこと(第6回):社会学コース(民俗学・文化人類学分野)3年生Fさん

在学生の視点から、人文学部で学べることをインタビュー形式で紹介してもらうコーナーの第6回目です。

今回は、社会学コース(民俗学・文化人類学分野)3年生のFさん(広島県出身)です。


  • 山口大学人文学部に入るまで

――山口大学の人文学部を受験することに決めたのは、どういったことからですか?

私は、高校時代に文化人類学に興味を持ちました。この分野に関心を持ったきっかけは、高校の「課題研究」と呼ばれる授業で、自分の課題テーマを決める際に読んだ本です。アマゾンに住む少数民族ヤノマミと、ケニアのマサイ族について書かれた2冊の本を読み、知らない文化を知ることって楽しそうだな、と思うようになりました。調べていく中で自分が学びたい領域が文化人類学というものであることを知り、民俗学・文化人類学分野のある山口大学人文学部を志望しました。また、山口大学は学部が多く沢山の学生が在籍していることから、部活などで他学部の人と交流するのも楽しそうだなと思ったのも、この大学に決めた理由の1つです。

 

  • 人文学部で学んだこと

――なるほど。人文学部に入学後、特に学んだことについて、何が面白かったですか。また、それによって自分はどう変わりましたか?何か覚えていることを教えてもらえれば。

最も印象に残っているものは、3年次に履修する調査実習です。この授業では履修者が各自テーマを決め、現地の方への聞き取り調査などを行ったうえで調査報告書を作成します。この授業で面白かったのは、現地で多くの人に話を聞けば聞くほど、沢山の情報が集まったところです。元々人と話すのが得意ではないのですが、この授業によって、人とかかわること、人の話を聞くことは楽しいんだなと感じることができました。また、実習を終えて少し行動力と自信もついたように思います。調査報告書はまだ完成していませんが、話をしてくださった方々に「楽しみにしているね」と言っていただけたので、完成まで頑張れそうです。

 

  • 卒業後の進路

――そうなんですね。自分とは普段あまり接点がないような人に話を聞いてみると、意外な生活スタイルが見えてきたりして面白いですよね。ちなみに卒業後の進路はどういった方向を考えているのですか?

現在、考えている業種は文具・事務機器系のメーカーです。

 

  • 高校生に向けて

――いいですね。人文学部で向き合うことが多いものの1つである「文」に広い意味で関わる仕事ですね。最後に、山口大学の人文学部を志望している高校生に向けてメッセージをお願いします。

山口はとても生活のしやすい町です。部活やサークル、バイト先なども充実しているのでのんびり学生生活を楽しむことができます。自然豊かな山口でお待ちしています!


第6回目は以上です。Fさん、ありがとうございました。続々と体験談を寄せていただけていて、大変ありがたいです。

今後も人文学部の在学生たちから、「人文学部ではこういうことが学べるよ」といったことを紹介していってもらう予定です。