人文学部で学んだこと(第8回):歴史学コース(西洋史分野に進む予定の)2年生Hさん

在学生の視点から、人文学部で学べることをインタビュー形式で紹介してもらうコーナーの第8回目です。

今回は、歴史学コースの西洋史分野に進む予定の2年生Hさん(広島県出身)です。

「進む予定」というのは、人文学部では2年生の終盤に3年生以降所属するコース・分野(何を専門的に研究するか)を選ぶことになっていて(※現行の制度です)、Hさんは次年度歴史学コース西洋史分野に所属することになっているという意味です。


  • 山口大学人文学部に入るまで

――山口大学の人文学部を受験することに決めたのは、どういったことからですか?

私は元々、歴史(特に世界史)に興味があって将来は社会科の教師になろうと考えていました。進路を決める際、教育学部を受験することも考えましたが最終的には山口大学の人文学部を受験することに決めました。人文学部の歴史学コースは日本史、西洋史、東洋史、考古学といったように複数の分野に分かれてあり自分の興味関心に合った分野で学ぶことができます。私はこの歴史について深く学ぶことができる環境のもとで、より専門的な知識を身に付けたいと思い人文学部を選びました。また、人文学部では中学・高校の社会科の教員免許を取得できるといったことも決め手の一つです。

  • 人文学部で学んだこと

――なるほど。人文学部に入学後、特に学んだことについて、何が面白かったですか。また、それによって自分はどう変わりましたか?何か覚えていることを教えてもらえれば。

人文学部で受けた授業の中で面白いと感じた授業はいくつかありますが、私は歴史が好きなので歴史学の授業が私の中では一番面白いです。授業の中では外国語で書かれた古い時代の史料や論文などを読み進め、レジュメを作成したりグループ発表を行ったりしますが、過去の史料から歴史像を読み取っていくのは面白いですし知識が深まったと感じています。

 

  • 卒業後の進路

――山大は留学生さんも多いですからね。大学で学んだことと大学の環境を結び付けていて、いいですね。ちなみに卒業後の進路を教えてもらってもいいですか?

卒業後の進路ですが、先ほども話したように社会科の教師になろうと考えています。高校までの社会科(歴史)というと暗記科目というイメージがどうしてもあるように感じます。私は人文学部の歴史学コースで学んだことを活かして、そのイメージを変えていきたいと思っています。中学や高校の授業の中ではなかなか学問的なレベルまで教えることは難しいですが、教科書に書かれている内容のもっと深いところまで掘り下げながら、生徒たちがもっと歴史に興味を持ってくれるような授業をしていきたいと思っています。

 

  • 高校生に向けて

――いいですね。歴史を単なる暗記ではなくて、いろいろな出来事同士のつながりでとらえていく授業ができると面白そうですよね。最後に、山口大学の人文学部を志望している高校生に向けてメッセージをお願いします。

時に落ち込んだり不安になったりすることがあるかと思いますが、まだまだ時間はありますしこれからが大事だと私は思います。強い気持ちをもって臨めばいい結果がついてくると思いますので、最後まで全力で頑張ってください。


第8回目は以上です。Hさん、ありがとうございました。様々なコースの在学生からお話を聞いてみると、それぞれに入学前に考えておられたことや、入学後学んだことを進路に結び付けていく様子が見えて興味深いです。特に今回は初の2年生だったので、また新しい視点でのお話をいただけたように思います。

今後も人文学部の在学生たちから、「人文学部ではこういうことが学べるよ」といったことを紹介していってもらう予定です。