2024/12/04
こんにちは、人文学部1年のKです。
今回は私の地元である山口県の上関町についてご紹介したいと思います。
上関町は、山口県南東部に位置し、瀬戸内海に面した室津半島の先端部とその南側に位置する長島、そして長島の西側に位置する祝島、南東側に位置する八島を中心に半島部と島しょ部によって形成された山口県最南部の町です 。山口県の3つの関所(下関・中関・上関)の1つであったため、海上交通の要として栄え、江戸時代には朝鮮通信使などが訪れました。
そんな上関町の魅力を3つ説明していきます。
まずは、歴史です。
国指定重要文化財である四階楼や県指定有形文化財である旧上関番所などがあります。四階楼は小方謙九郎が建てた擬洋風建築木造4階建ての建造物 で、4階の鳳凰の鏝絵(こてえ)とステンドグラスが印象的です。晴れた日に行くと太陽の光がステンドグラスを通して鮮やかな色となり幻想的な雰囲気を味わうことができます。
また、『万葉集』に登場する祝島では1100年以上前から続く「神舞」という神事が4年に一度行われています。今年はコロナの影響で8年ぶりに行われ、歴史と伝統を感じることができる神事として、多くの人で盛り上がっていました。
次に、景色です。
「花咲く海の町」をキャッチフレーズにしている上関町では、たくさんの花ときれいな海を見ることができます。海辺から見る朝日や夕日は一際、目を奪われる景色です。
2月中旬頃からは、早咲きの河津桜を城山歴史公園で見ることもできます。水仙も咲いており、海も見えるため、桜のピンク・水仙の黄色・海の青という色彩の美しい景色が楽しめます。桜の近くで写真が撮れるので、私も毎年訪れて写真を撮り、早めの春を感じています!
最後に、食べ物です。
特に魚は鮮度が良くとても美味しいです。道の駅「上関海峡」では魚を購入できたり、上関産の鮮魚を使った料理を食べたりすることができます。また、「てんぷら」も種類が豊富で上関町のお土産として人気です。「てんぷら」とは、「さつま揚げ」や「揚げかまぼこ」のことで、魚のすり身を油で揚げたものを言います。温め直して食べるとさらに美味しく食べることができます!
上関町は、歴史が好きな人、魚が好きな人、自然豊かな環境で癒されたい人などにおすすめです。また、「鳩子の湯」という温泉もあり、ゆったり過ごすことができます。ぜひ、一度訪れてみてください。
大学生になり、他の地域で生活することで地元の良さを再認識するとともに、これからも大切にしていきたいと思うようになりました。皆さんも地元を離れたからこそわかる魅力があるかもしれません。地元を大切に過ごしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考文献
上関町役場ホームページ、https://www.town.kaminoseki.lg.jp/
上関町観光協会ホームページ、https://www.kaminoseki-kanko.jp/
[1] 上関町役場ホームページ、「町の概況」の「位置」参照https://www.town.kaminoseki.lg.jp/%e7%94%ba%e3%81%ae%e6%a6%82%e6%b3%81.html
[2] 上関町観光協会ホームページ、「史跡」の「四海楼(国指定重要文化財)」参照
https://www.kaminoseki-kanko.jp/?page_id=161