2025/02/28
こんにちは!人文学部1年生のSです。
私は今「手話サークルをつくること」に力を注いでいます。
手話に興味を持ったきっかけは小学生の頃に『ふたり』(福田隆浩著、2013年、講談社)という小説を読んだことです。この物語には、少女が聾者の方と手話でコミュニケーションをとるシーンがあります。咄嗟の場面で手話を使えることに感銘を受け、手話を身につけたいと思うようになりました。しかし実際に行動に移すことは難しく、「大学生になったら手話を勉強する」という目標さえ見失っていました。
そんなとき、サッカースタジアムで手話を用いてコミュニケーションを図る方に出会いました。彼が何を伝えようとしているのかが分からないことがもどかしく、何も出来ない自分が情けなくて堪らなかったことは今でも忘れられません。スマートフォンなどで文字を書けばすぐに会話することもできますが、目の前にいる人とは直接目を見てやり取りしたいと考えており、そのための手段の1つが手話だと思っています。
サークルを設立するには
・複数学部の学生を集めること
・顧問の先生を用意すること
・活動日、活動内容を明確にすること
が最低限求められています。仲間を集めることはできましたが、まだまだ課題は山ほどあります。それでも既存の団体に頼らない理由は、なにかを成し遂げたという経験を積みたいからです。周りにはバイトやサークル、その他の課外活動に懸命に取り組む人が多くいます。そんな環境にいるからこそ、私も胸を張って「頑張った」と言える活動をしたいと考えるようになりました。
設立にはもう少し時間がかかりそうで、活動内容も理想の段階です。しかし、絶対に形にしたいと考えているし、今携わってくれている仲間がいれば形になる気がしています。設立できた時には「頑張ったんだな」と思ってもらえたり、何より、一緒に活動してもらえたりすると嬉しいです。
皆さんも「興味のあることにはとことん挑戦する」という気持ちで大学生活を満喫してほしいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました!