授業実施についての学部長からのメッセージ

人文学部、人文科学研究科の学生、大学院生のみなさま、新型コロナウィルス感染の拡大が、2020年度の前期の授業の実施時期、実施方法に大きな影響を及ぼしています。現時点での人文学部の方針についてお伝えします。(今後の状況の変化によって、方針が変わることも十分ありえますので日々メールをチェックするようにして下さい。)

医師である岡正朗学長から出されている、現在の地域の状況を踏まえた山口大学全体の基本的な方針は、

「山口にとどまって下さい」”Stay in Yamaguchi”

です。大学を当面閉じて授業を行わないという選択肢もありますが、長期の休日期間が続くと、学生の帰省などで人の移動が多くなり、かえって感染を拡大させてしまう恐れがある、というのが大学の判断です。人の移動を抑制するためにも、授業を行うことを山口大学は選択しました。具体的には、

  1. 4/13から、感染防止対策の準備が整った授業から順次開始します。
  2. 前期については、土日は休みですが、大型連休中も含めて祝日には授業を実施します。(4/29, 5/4, 5, 6, 7/23, 24)
  3. 準備が遅れて開始が遅れた授業を補うために、8/3-8/14の補講期間を設けます。

特に2については、連休がなくなるという異例の対応ですが、これも休みをなるべく連続させないという方針によるものです。

この大学の決定を受けて、人文学部としても、できる限りの感染防止対策をした上で授業を実施する計画を立てました。出席者数を調整することで教室内の学生間に十分な間隔を確保すること、窓やドアを開放し換気をすること、状況によってはオンラインの授業を行うことなどです。それぞれの授業担当の教員から、あるいは、人文学部学務係から、授業の実施方法を説明するメール連絡がありますので、忘れずにチェックして下さい。

知恵を出して、なんとかこの危機的状況を乗り切って行きたいと考えております。学生諸君のご理解とご協力をお願いする次第です。

2020.4.10                    人文学部長 脇條靖弘