Let’s express your world!

こんにちは、人文学部2年のBです。

皆さん、普段小説を読んだり、あるいは書いたりしていますか?私は現在「夜は短し恋せよ乙女」という創作サークルに所属しているのですが、サークル内の先輩方は各々小説を書いており、活動時に回覧して議論することは非常に楽しいです!今回は、その一人である農学部の先輩Rさん(3年)にインタビューを行いました!

小説を書き始めたきっかけは何ですか?

小学生の頃に『パーシージャクソンとオリンポスの神々』シリーズ(リック・リオーダン作)にハマったことです!幼少期から頭の中で物語を作ったり、空想にふけったりすることが好きでしたが、このシリーズを通して脳内に浮かんだことを言語化する方法を学びました。当時は自分自身を主人公にしたファンタジー小説を数多く創作していましたが、その経験が現在の執筆活動にもつながっているように思います。

どのような小説を書くことが好きですか?また、書くジャンルと読むジャンルの違いはありますか?

日常を切り取ったような短編を書くことが好きです!ある瞬間に感じた香りや、そっと吹き抜けた風の感触といった、ほんの一瞬の出来事をできる限り長く素敵な文章に閉じ込めておきたいという思いがあるからです。普段書くのはこのように穏やかな雰囲気の漂う小説ですが、読むのが好きなジャンルは今も昔もファンタジー小説とミステリー小説です!(前者は特に上橋菜穂子さん、後者は特に江戸川乱歩さんの作品が好きです☺)どちらも純粋にハラハラドキドキできる点で大好きです。このような感情は大人になるにつれて忘れていくものだと思いますが、私にとって先述した小説はそれを呼び起こしてくれるジャンルだからです。このように、好きなものと自分が表現したいものとの違いが、書く/読むジャンルの差異を生み出しているのだと思います。

小説を書くことについて、どのような想いがありますか?

私にとって小説を書くということは、「自分」を切り取る—自分の小さな分身を作り上げることです。つまり、自己と対話して混然とした脳内を整理することを執筆と呼ぶのではないかと思います。そして、そうした対話を楽しめることが小説の魅力であると感じています。普段は、自己表現のために小説を書き、それを自分自身で楽しむというサイクルをとても大切にしています。完成した作品を読む時間も大好きです☺

また私は作詞も行うのですが、言葉のすごさを日々実感しています!脳内の「カオス」を文章化することでひとつの物語となるのは、未だに不思議な感覚です。このように、漠然とした思考に実体を与えることが可能な「言葉」を愛しています。

皆さん、小説を通じて自分の「世界」を解き放ってみませんか?

2年(B)