鈴木 舞

人文学部人文学科 歴史学コース 考古学 鈴木 舞 SUZUKI Mai

考古学から知る中国

分野 中国考古学(殷周時代)
担当授業
(学部)
・考古学概説(東アジア) Outline of Archaeology(East Asia) ※R4新設
・考古学入門(東アジア) Introduction to Archaeology (East Asia) ※R4新設
・東洋史特殊講義(古代・中世)
・東洋史史料発展講読(古代・中世)
・考古学実習(遺跡調査)
・野外調査
・考古学基礎演習(比較)
・考古学発展演習(比較)
・考古学卒論基礎演習(比較)
・考古学卒論基礎演習(比較)
担当授業
(研究科)
・比較考古論(政治・社会)
・比較考古論演習(政治)
・比較考古論演習(社会)

主な研究内容

「中国」への関心を出発点として、その源である古代の中国、とくに殷周時代について、おもに青銅器などの考古資料をもちいて研究しています。また、殷周青銅器やそこに鋳込まれた文字の形を生み出した技術についての研究も、鋳造技術・3D技術・分析化学などの専門家の方々と一緒に取り組んできました。

ここ数年は、中国の北方に広がるユーラシア草原地帯の歴史についても、青銅器・金属器やその技術史という視点から、研究を進めています。殷周史・青銅器研究を中心としながら、研究の関心を少しずつ広げていっているところです。

中国、それから東アジアの世界は、すぐ目の前に広がっています。東アジア世界の一員として、中国の源を一緒に探求してみませんか。

学問のことなど

10代の頃に訪れた「中国文明展」で、殷に魅せられました。世界でも稀に見る高度な青銅器文化、それから世界で唯一3千年以上の時を経て、今なお使われる文字=漢字を生み出した時代です。日本が縄文時代だったころ、お隣の国「中国」はどれほど高度な文明をもっていたのだと。その影響はどれほどまでに広がっているのかと。その衝撃と感動が数年たっても忘れられず、理系学部から文学部の東洋史学研究室へ編入しました。また、殷を研究する手法を学ぶため、大学院は考古学研究室へ進学しました。当時の感動と関心は、今も薄れることはなく、むしろ「出会えて良かった!」という想いをかみしめる毎日です。

本来理系の学生であった私にとっては、全く偶然の出会いが人生を変えてくれました。その後も、様々な人との出会いやご縁に恵まれ、ここまで研究を続けてくることができました。中国には「有缘千里来相会(縁があれば千里離れてても出会える)」という諺があります。学生時代にはぜひ色々なことにチャレンジして、小さな感動や出会い、ご縁を大切に過ごして頂ければと思います。また、そのような出会いや、そこから何か育くむお手伝いを、少しでもさせて頂ければと思っています。

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