横田 尚俊

人文学部人文学科 社会学コース 現代社会学 横田 尚俊 YOKOTA Naotoshi

社会学の研究対象は、私たちの身の回りに無限に潜んでいる。

分野 地域社会学、災害社会学
担当授業
(学部)
現代社会学概論(社会調査)
現代社会学特殊講義(コミュニティと災害)
現代社会学講読
現代社会学調査実習(企画と実施)
現代社会学調査実習(分析と報告)
現代社会学基礎演習(コミュニティ論)
現代社会学発展演習(コミュニティ論)
現代社会学卒論基礎演習(コミュニティ論)
現代社会学卒論発展演習(コミュニティ論)
担当授業
(研究科)
現代社会変動論(地域社会学)
現代社会変動論(災害社会学)
現代社会分析論演習(地域社会学研究)
現代社会分析論演習(災害社会学研究)

主な研究内容

私の研究のキーワードは、都市、災害、地域住民組織、コミュニティ、市民活動などです。都市化やグローバル化、少子高齢化・人口減少といった大きな社会変動のなかで、日本の地域社会はどのように変化してきているのか、災害に強い地域社会(コミュニティ)とはどのような社会か、といった問題について、社会調査によりデータを収集しながら、研究しています。授業に関しては、社会学概論やコミュニティ論といった講義科目のほかに、現代社会について分析した書物を受講生といっしょに読んで考える社会学演習、受講生が社会調査の技法を実践的に習得することを目的とした社会学調査実習なども担当しています。

学問のことなど

高校生の頃、新聞部に所属していて、ある時、若者の性意識について新聞にエッセイを書いた。今思い返しても赤面してしまうような稚拙な内容だったが、その文章について先生方と話していた時に、昔は性の知識を「若者宿」で授けていたのではないか、ああいうのは社会学で研究するのだろうか、という恩師のやりとりを耳にしたのである。
そのときもその後も、「若者宿」についてくわしく調べたわけではないが、何となく社会学というのはおもしろそうな学問だなと興味がわいてきたことを思い出す。大学に入学し、社会学を専攻し、爾来うん十年、この学問との縁が続いている。
社会学は、それこそ人間どうしの縁(ネットワーク、集団・組織、社会)を通して、現代の人間のありようを見つめる学問である。現代社会に対する旺盛な好奇心や問題意識があれば、あらゆる現象を研究対象とすることができるというくらいに柔軟な学問でもある。
未知の学問に触れ、新たな世界の扉を開く ― これこそ、大学で学ぶ醍醐味ではなかろうか。社会学の扉をノックしてみたいという若い皆さんの来訪をお待ちしている。
ちなみに、もし「若者宿」が気になる人がいたら、辞書や百科事典で調べてみて下さい。

さらに詳しく知りたい方へ