Home > 教員ブログ > G 村上 龍

G 村上 龍

  • 2017-08-09 (Wed)
  • 【ゼミ】

オープンキャンパスがありました

8月5日(土)に、山口大学(吉田キャンパス)のオープンキャンパスが開催され、

今年も多くの高校生が美学・美術史研究室を訪れてくれました。

biken_opencampus2017

私自身の時代(…20年以上も前のことですが)と比べて、現在の高校生の皆さんは、

事前の熱心な下調べを怠らず、はっきりした目的意識をもって受験してくれるようで、

我々教員の立場からすれば頼もしく、また嬉しいかぎりです。

 

猛暑のなか、わざわざ足を運んでくださった皆さんと、来年、再会できることを、

いまから心待ちにしています!

 

  • 2017-05-10 (Wed)
  • 【ゼミ】

新年度が始まりました

新体制の発足から一か月が経ちました。

写真は、GW中に開かれた、新3年生歓迎会のひとコマです。aesthetics_party_2017.05

例年どおり(!)、提出が予定されている卒業論文のテーマは、今年もバラエティーに富んでいます。

(フィクショナリティ/リアリティ、文房具、子供服、ソーシャリー・エンゲージド・アート、広隆寺の阿修羅像、ラーメンズ、邦楽、キモかわいい、ローテンブルクの景観)

今年も、「明るく、楽しく、激しい」ゼミになりますよう。

 

 

  • 2017-03-24 (Fri)
  • 【ゼミ】

卒業おめでとう!

去る3月21日(火)に、山口大学の卒業式がありました。

午後は、教員・卒業生・在学生一同、別れを惜しみつつ、研究室で楽しく過ごしました。

bigaku2017graduation

社会で活躍するうえで十分な資質を養い、巣立ってゆく、美学研究室の卒業生の前途に、幸の多からんことを祈ります!

 

 

  • 2016-11-25 (Fri)
  • 【ゼミ】

卒論合宿で広島へ

美学・美術史研究室では、例年11月中旬に、卒業論文中間発表会と研修を兼ねた、一泊の小旅行に、所属するすべての教員・学生が出かけます。学生たちにとっては、夜遅くまであれこれ議論し、互いに切磋琢磨する、よい機会となっているようです。

今年は、広島へ出かけました。初日には、夕刻に宮島をのぞき、明けて二日目には、広島市内の美術館を巡りました。

miyajima2016.11 genbi2016.11

今年も、すぐれた卒業論文がたくさん提出されることを、願っています!

 

 

 

 

 

  • 2016-05-06 (Fri)
  • 【ゼミ】

新年度のスタートです

遅ればせながら、新年度のご挨拶です。

美学研究室は今年度も、3・4年生計13名の大所帯で運営してゆくことになります。

悲劇や崇高概念をめぐるオーソドックスな研究から、ヘヴィメタルやジャッキー・チェンにいたるまで、今年も種々さまざまな卒業論文が仕上がりそうで、今から楽しみです。

(画像は、ゼミのひとコマと懇親会の様子です)

MURAKAMI_seminar2016   BIKEN_Shinkan

  • 2015-03-31 (Tue)
  • 【ゼミ】

哲学・思想コースの日々を振り返って

更新長らくお待たせしてすみません。
美学研究室所属の大学院生の中山です。
さて、私は山口大学の人文学部生としての4年間に加え、大学院人文科学研究科での2年間、合計6年の間、学生をしていたことになり、そのうち学部2年生から5年間を哲学・思想コースに所属していました。
この間、新カリキュラムの導入や図書館や学部棟の改修工事など、山口大学や人文学部全体の大きな変化があっただけでなく、自分自身の研究環境など、大小さまざまな変化が次々にやってくる有様でした。
しかし哲学・思想コースに関して言えば、そもそも独特なキャラクターを持つ教員の元にこれまた強烈な個性を放つ学生が入れ代わり立ち代わり入ってくるというコースであるので、それら周辺事情の変化とは関係なしに5年間止まることなく回転し続ける渦のようでした。
常に回転し続けるためには非常に大きなエネルギーが必要となりますが、私がこれまでに関わらせていただいたコース内の方々は、いずれも人並み外れたエネルギーの持ち主でした。さらに言えばそのうちの誰についてもエネルギーのベクトル(向き)が他人と一致することなく独自の方向へと伸びており、まさに人間の思考の幅広さや奥深さを探求する「哲学」コースに所属するにふさわしい人々であったように思われます。

福岡での研修会の様子

福岡での研修会の様子

ベクトルがバラバラであるが故に、基本的に静かで緩やかな人間関係が構築されていったコースですが、イベントなど執り行おうとなれば全員のエネルギーが集約され驚異的なポテンシャルを発揮するのも本コースの特色であり、本年(平成26年度)に行われたイベントとしても運動会、料理会、演奏会、などなど常になにかしら巻き起こっている状態でありました 。

演奏会の様子

演奏会の様子

さらに、美学・美術史研究室としては、11月にゼミ生の大多数および教員、総計24名による卒業論文中間発表合宿という大規模なイベントを実行することができました。実はこの企画、言いだしっぺは私だったのですが、周囲の皆様からの熱望とフォローを受けて、実現までこぎつけることができましたこの合宿企画が特に象徴的なのですが、本コースでは誰かがほとんど思いつきで言ったことが周囲に影響を及ぼし大きな形となって実行される、ということが多くあったように思われます。その場に企画力や発想力のある学生が揃っていただけでなく、お忙しい中いつも優しく相談に乗って的確な助言をくださる先生方や、先輩方の残してくださった自由な雰囲気があったからこそ、これだけの活動を行うことができたのでしょう。

中間発表会の様子

中間発表会の様子

そうして自由な学生生活を満喫しきった私も明日からは新社会人ですので、社会の荒波を前にして戦々恐々としておりますが、このブログをご覧になっている在学生の皆様、またコースへの入学を希望しておられる方々も新年度への期待と不安が入り混じっているところなのではないかと思います。なので、皆様への(そして自分自身への)エールとして、次の言葉を送らせていただければと思います。
渦の中に飛び込み(もしくは突き落とされたとしても)、ただ巻き込まれているだけではなく、むしろ自分から新しい流れを起こしてより大きな渦を作り出すこと。
これこそが私が大学生活で学んだ、哲学・思想コースに所属していたことで経験させてもらえた一番大切なことであったように思います。
読者の皆様が哲学・思想コースで新たな渦を起こすこと、そしてまた社会に飛び出した時に、より大きな新しい流れを作り出してくださることを期待しています。

修了式にて

修了式にて

  • 2015-03-30 (Mon)
  • 【ゼミ】

卒業生へのエール(文:村上 龍)

 世間一般がそうであるのと同様に、大学においても、3月というのは制度的な「別れ」の季節です。われらが人文学部からは今年も、去る3月20日(金)に多くの卒業生が巣立ってゆきました。今回はこの場をお借りして、彼ら/彼女らに私なりのエールを送りたいと思います。
 私は美学という、「芸術をおもな対象とする哲学の一分枝」に携わっておりますため、その引き出しのなかからネタを探すことにいたしましょうか。フランスの思想家モーリス・メルロ=ポンティ(1908-1961年)がそのキャリアの初期に手がけた論考に、「セザンヌの懐疑」(1945年)があります。この論文の主題は、「作家の生涯は作品の意味を決定するか(作家の人生によって作品を説明することは妥当か)」を問う点にあるのですが、そうした問いに対し、彼はきっぱりと否定的な回答を与えます。

    作られるべき作品がこのような生を要求した、というのが正しいであろう。セザンヌの生は、その発端から、いまだ将来のものである作品に支えられることによってしか、均衡を見いだすことができなかった。彼の生は、この作品によって企てられたものなのである(Maurice Merleau-Ponty, Sense et non-sense, Paris, Gallimard, 1996, p. 26)。

作品がそれに先立つ画家の生によって規定されると考えるべきではなく、むしろ、来たるべき作品のほうこそが、画家の生を「企て」ていたのだと言わなければならない。なるほど、将来の作品は、「予兆として彼の生のうちに示されて」(ibid.)はいよう。ただし、それもあくまで、「回顧的にみれば、いまそうなっているところのものが、過去のうちに告知されているのを見いだせる」(p. 28)というのに過ぎない。メルロ=ポンティはそのように言うのです。
 芸術創作について思索するなかで示された、過去・現在・未来の関係をめぐるこの興味ぶかい視点は、私たちの人生一般にかんする洞察としても、読み替えられるのではないでしょうか。私たちは通常、自らの過去が現在を準備し、自らの未来は現在によって方向づけられるものと考えます――たとえば、過去の有意義な(もしくは、意義の乏しい)受験勉強が、大学合格という(もしくは、受験失敗という)現在を準備していたかのように。あるいはまた、現在の成果に満ちた(もしくは、成果の乏しい)就職活動が、自分を輝かしい(もしくは、不透明な)未来に導いているといったように。しかし、それと同時に、私たちの人生には、むしろ現在が過去に介入し、未来が現在に働きかける面がある、と考えることもできそうです――たとえば、大学合格という(もしくは、受験失敗という)現在が、それに先立つ受験勉強を有意義なもの(もしくは、意義の乏しいもの)として意味づけるというように。あるいはまた……。
 卒業生のなかには、もしかしたら今現在、なにがしかの失意を抱え、焦燥感に駆られているという人がいるかもしれません。でも、貴方は他ならぬ自身の未来によって、現状を挫折から転機へと「企て」直すことができるのです。他方、いまは勝ち組の気分でいる人たちも、貴方の現在を失敗として書き換える羽目に、どうか先々陥ることのなきよう。そして願わくは、すべての卒業生の未来が、山口大学人文学部で過ごした数年間を、喜ばしき「予兆」で溢れかえる過去としてくれますように!

Home > 教員ブログ > G 村上 龍

プロフィール
の写真

村上 龍

観るのが好き、観たものについて語るのはもっと好き、そんな人を待っています。

【コース】

哲学コース

【分野】

美学・美術史

【研究領域】

美学、近現代フランス美学史

教員ブログカテゴリー

ページの先頭へ