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元宵節

  • 2018-03-05 (Mon) 16:42

皆さんは今日が何月何日か考えるときに何を参考にしますか?

カレンダーを見る人もいれば時計を見る人もいるでしょう。

最近ですとスマホを利用する人が多いかもしれません。

 

わたしの調査地である福建省の山奥の人々に、

「今日は何日だっけ?」と訊いた時、もしそれが夜散歩中

だったりすると彼らは月を見ます。そして「だいたい12日かな」

とか、そんな風にこたえてくれます。なんか素敵ですよね。

 

彼らは太陰暦で生活していて、月の満ち欠けで生活のリズムが

決まっているのです。新月とか満月とかは分かりやすいのですが、

3日や4日、11日や12日あたりは曖昧になります。

考えてみれば、1日(ついたち)というのは月が立つ(現れる)日であり

晦日(みそか・つごもり)というのは、月が籠る(隠れる)日ですよね。

月の満ち欠けとともにある彼らの生活は空や大地ととても仲良しです。

 

先日、新年(2018年)になってから初めての満月の日(元宵節)

ということで例年通り盛大なお祭りが開催されました。村々の各グループ

から飾り付けられた「龍」が出され、村のなかを練り歩きます。

太鼓、銅鑼、爆竹、花火の音で現場がカオスのような状態になります。

 

T2018-061

 

太陰暦で生活する彼らがスマホで撮った映像をわたしに送るという

かつてでは考えられないような時空間に驚きを感じております。

 

ご関心がある方はビデオでもご覧いただけます。

yuanxiaojie

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小林宏至

「圧倒的な他者との遭遇」を通して人間とは何かを考えることを続けよう。

【コース】

社会学コース

【分野】

民俗学・文化人類学

【研究領域】

文化人類学・社会人類学

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