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教員紹介

人文学部人文学科 欧米言語文学コース

ミシェル ドボアシュ

De Boissieu Michel
フランス語を学んで、フランス文学を味わう。
分野ヨーロッパ文学・比較文学
担当授業
(学部)
欧州文学史
比較文学
欧州文学・比較文学特殊講義(仏語系)
欧州文学・比較文学講読(仏語系)
欧州文学・比較文学卒論基礎演習
欧州文学・比較文学卒論発展演習
担当授業
(研究科)
欧州文学・比較文学論(仏語系)
欧州文学・比較文学論演習(仏語系文学)
欧州文学・比較文学論演習(仏語系文化)

主な研究内容

1)フランス文学において主に19世紀の小説、特にバルザックの作 品『サラジーヌ』という短編小説における「死」と「生」に関連するモチーフ、または神話や芸術論をめぐる描写を研究してきました。登場人物が描写によって美術作品として美化される過程、そして死や美のメタファーの役割を解明することに集中していました。
2)日本現代文学:日本の映画、特に小津安二郎の作品を通じて日本文学にも関心を持つようになりました。大岡昇平文学や村上春樹などの研究し、特に大岡昇平の『野火』や『俘虜記』について研究を進めています。大岡はアイロニーを重要な風刺の方法として使っていることに関心を持ち、分析を行っています。例えば大岡作品におけるアイロニーがただの反語ではなく、意味のずれ、矛盾、対立の関係など複雑なアイロニーの構造をつり上げる課程を解明して研究を深めています。博士論文に大岡昇平文学を軸に戦争文学の議論を広げて研究をまとめる予定です。
3)日仏比較文学:日本文学やフランス文学両方を研究してきて、やはり比較文学も視野に浮かび研究対象にしています。例えば大岡昇平の作品におけるフランス文学、特にスタンダールやモンテスキューの受容を分析しています。特に、どのように大岡の書き方がフランス文学の影響を受けたかという問いを重視しています。また、翻訳と文芸批評にも興味があって、マンディアルグ による三島の『サド侯爵夫人』のフランス語訳、村上の『海辺のカフカ』のフランスにおける受容などを検討したことがあります。

学問のことなど

日本語を勉強したのは、もともと日本映画に興味があったためです。黒澤明の『野良犬』、溝口健二の『祇園囃子』、小津安二郎の『晩春』などが、私に強い印象を与えました。そして、たまたま大岡昇平の代表的な小説、『野火』をフランス語訳で読んだら、さらに興奮して、日本語の勉強を始めることにしました。その時にはもう28歳で、パリの郊外にある中学校で国語としてのフランス語を教えていました。幸いにパリの東洋言語文化大学は夜間授業をやっています。毎日、仕事が終わると大学に行って、18時から22時まで日本語を学ぶことに決心しました。寝る時間がほとんどなくなって、生活が辛くなりました。しかし、日本人の先生はみんな素敵で、日本語・日本文化は興味深いと思いました。才能はまったくないですが、努力家なので4年間がんばって、ついに修士課程を終了しました。そして、日本文部省の奨学金をもらって、日本に留学しに行きました。今は、大学でフランス語、フランス文学を教えていますが、日本語・日本文学の勉強を続けています。日本語が上手になるかどうかが分かりません。しかし、日本語に出会ったから私の人生が変わったのは、絶対確実です。

さらに詳しく知りたい方へ

→ ミシェル ドボアシュブログ
→ 山口大学 人・知・技(ミシェル ドボアシュ)

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